
巨人に所属する長野久義選手が14日、引退会見を開きました。
長野選手は筑陽学園高、日本大、Hondaを経て2009年のドラフト会議で1位指名で巨人に入団。1年目から新人王を獲得し、2011年には打率.316で首位打者、2012年には173安打で同僚の坂本勇人選手とともに最多安打を受賞しました。
2018年オフには丸佳浩選手のFA(フリーエージェント)移籍による人的補償で広島へ移籍。2023年からは巨人に復帰。同日に今季限りでの引退を発表し、その選手生活は16年にも及びました。
会見で長野選手は、その長いキャリアを振り返り、一番の思い出を「2011年の東京ドームでの最終戦で代打逆転サヨナラ満塁ホームランを打ったシーンがすごく思い出に残っています」と語ります。その理由は「内海さんの最多勝もかかってましたし、僕個人のタイトル首位打者もかかってたので、すごく記憶に残っています」と明かしました。
また2019年から4年間在籍したカープで過ごした時間については「僕の野球人生の中ですごく大切な時間ですし、カープ退団時にも話しましたが、まずは人間関係を構築していくことが大変で、人見知りなので。気づけば4年間でジャイアンツのチームメートも含めて2倍の素晴らしい仲間ができた時間でした」と人間性の成長について言及しました。
さらに長野選手は、新人時代から9年間チームメートで、先輩として慕っていた阿部慎之助監督へは「若いときからかわいがっていただいて自主トレも一緒にやらせてもらって、僕と勇人も一番近くでみてくださった先輩だと思います。去年は優勝できましたけど、今年悔しい思いをして監督を勝たせられなかったことがすごく残念です」と述べ、悔いも残る気持ちを吐露する一幕がありました。
(※引用元 日テレNEWS)