カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

CSのルール改定は必要か、元フロントが「アドバンテージ問題」検証

2025年11月1日

CSのルール改定は必要か、元フロントが「アドバンテージ問題」検証

プロ野球ロッテの元投手で経営学者の小林至氏(57)が、2025年10月19日にユーチューブを更新し、プロ野球クライマックスシリーズ(CS)の是非を独自の視点で検証した。

今季は阪神、ソフトバンクが日本シリーズで対戦

CSは、レギュラーシーズンで上位3位に入ったセ・パ両リーグのチームが、日本シリーズ進出をかけて争うトーナメントだ。

リーグ2位と3位のチームが3試合制で対戦するファーストステージは、2位の本拠地で行われ、先に2勝を挙げたチームがファイナルステージに進出する。

ファイナルステージは、リーグ1位のチームの本拠地で、6試合制で行われる。リーグ1位のチームにはアドバンテージとして1勝が与えられ、この1勝を含め先に4勝を挙げたチームが日本シリーズに進出する。

今シーズンは、セ・パそれぞれリーグ優勝を果たした阪神とソフトバンクが、CSを勝ち抜き日本シリーズ進出を決めている。

CSの導入以降、インターネット上で野球ファンからCSの意義を問う声が上がり続けている。

なかでも10ゲーム以上の大差をつけて優勝した場合、CSを行うべきか否か、またはアドバンテージなどに関するルール改定の必要性を訴える声が上がる。今シーズン、セ・リーグでは阪神が、2位DeNAに13ゲーム差をつけて優勝したため、CS開催を疑問視する意見も見られた。

果たしてCSは今後も必要なのか。ルールの改定はするべきなのか。ソフトバンク時代に、フロントとして球団経営に携わった小林氏は、球団側の視点からCSの必要性を独自検証した。

「球界内では必ず出る話」

小林氏は「(CS再編は)球界内では必ず出る話なんですよ」と切り出し、こう続けた。

「2008年に現行の制度に変わりました。変わった点は、セカンドステージ(ファイナルステージ)が1勝のアドバンテージで4戦先取り。最大6戦という形になった。その時から議論がずっと続いている。(レギュラーシーズン)ゲーム差5で(アドバンテージ)1勝。ゲーム差10で2勝という話はずっと出ている」

さらに、フロント時代の経験をもとに、次のように持論を展開した。

「ペナントレース140試合もやっているのに、勝負付けは終わっているのに、『なぜちゃぶ台返し(CS)をしないといけないのか』という話は常に出る。当時、議論の中で誰が言ったか毒饅頭。1度食ったらやめられない。消化試合がなくなり、CSは盛り上がるし、やめられない。阪神が2勝のアドバンテージを主張し始めることはないと思う。現場は、不条理なルールが定着している」

経営学者でもある小林氏は、CSが生み出す経済効果について言及。小林氏によると、主催球団が得るCS1試合の興行収入は、4億円にのぼるという。

この事実を踏まえ、「(アドバンテージを2勝にすると)要するに試合数が1試合減るわけなので、(興行収入)4億円の損失」と指摘した。

昨シーズンは、セ・リーグ3位のDeNAが、CSを勝ち上がり日本シリーズに進出。パ・リーグの覇者ソフトバンクとの日本シリーズを4勝2敗で制し、下剋上を果たした。今シーズンの日本シリーズは、25日にソフトバンクの本拠地・みずほPayPayドームで開幕する。

(※引用元 J-CAST

関連記事

MLBの帽子で練習、いかがなものか…藤川監督の意見に阿部監督は?

MLBの帽子で練習、いかがなものか…藤川監督の意見に阿部監督は?

プロ野球の12球団監督会議が20日、東京都内のホテルで開かれた。監督同士によるフリートーキングの際には、選手が自主トレや私服姿の時、MLBの帽子をかぶることについて、ちょっと考えた方がいいという意見が …

FA移籍してきた選手がゼロのカープ、唯一獲得に乗り出した選手とは

FA移籍してきた選手がゼロのカープ、唯一獲得に乗り出した選手とは

今季リーグ3連覇を飾った広島の強さの源は「育成力」だ。田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、鈴木誠也、会沢翼、大瀬良大地、野村祐輔、中崎翔太と主力たちはすべて生え抜き。 今季のメンバーを見ると他球団からの移籍組 …

バウアー「DeNA復帰」で優勝争いは?「広島と阪神が厳しくなる」

バウアー「DeNA復帰」で優勝争いは?「広島と阪神が厳しくなる」

プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(66)が2024年1月27日にユーチューブを更新し、DeNA復帰が報じられたトレバー・バウアー投手(34)に私見を述べた。 「メジャ …

新着記事