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なぜイチローや松井秀喜は監督・コーチにならない?球団幹部が明かす

2026年1月7日

なぜイチローや松井秀喜は監督・コーチにならない?球団幹部が明かす

元千葉ロッテマリーンズ選手で元福岡ソフトバンクホークス取締役の小林至氏が4日、YouTube「小林至のマネーボール」を更新。プロ野球のコーチ人事について解説した。

■現代のコーチ人事を解説

動画では小林氏が、プロ野球におけるコーチ人事について言及。突然解任される理由や、新監督にどの程度の人事権が与えられているのかなど、球界の裏側を明かした。

そのなかで同氏は、プロで実績のなかった王貞治氏に一本足打法を勧め、世界のホームラン王へと導いた荒川博打撃コーチと王氏の「師弟関係」に言及。

「1人の名コーチと1人の天才打者が、徹底的にマンツーマンで作り上げた物語。こういうものは、もうなくなりましたよ」と分析した。

■コーチの影響が低下?

小林氏はコーチ業について、「コーチだけが秘伝を握っている時代は、もう終わっている。選手が自分で情報を取りに行ける時代になり、コーチの影響は相対的に低下している」と指摘する。

一方で、コーチが選手のメンタルを追い込み、結果的にキャリアを終わらせてしまうケースは「まだある」と言及。

「ミスを人格否定につなげる言い方は、今は通用しない。昔は人格否定だと思われなかったことでも、今はそう受け取られる。『お前がダメだから』みたいな言い方もダメなんです」と持論を展開する。

さらに、「私たちの時代はそうやって育ってきましたが、それも今は許されない。『打たれ弱い』と言っても、もうどうしようもない」とコメントした。

■元スター選手は現場に戻らない

さらに小林氏は、「常に勝つのは時代。人は時代と共にしか生きられず、時代に背を向いては生きられない」と指摘。

「上下関係や師弟関係を振りかざしているように選手に見られてしまうのはマイナスになる。そうした背景が分かっているから、元スター選手でタレント性のある人たちは、現場に戻らない」と分析した。

現役時代の年俸が高騰していることに加え、「コーチという立場の難しさを知っているから」とも説明。監督就任についても、炎上リスクや学ぶべきことの多さから、「引き受けない人が増えている」と語った。

■若返りが進むプロ野球の監督

昨今、プロ野球の監督は40代~50代が主流。2026年シーズンで最も高齢なのは新任の東京ヤクルトスワローズ・池山隆寛監督の60歳で、若いのはオリックス・バファローズの岸田護監督で44歳だ。

平成期の名選手である松井秀喜氏、イチロー氏、野茂英雄氏、佐々木主浩氏らは日本での監督・コーチ経験はなし。また、一度監督に就任したものの、結果が出ず、批判を受けて退任し、「2度目」を選択しない人物も少なくない。

「選手がやりやすい環境を作る」ことも重要だが、「炎上から守る」「指導しやすい環境を作ることも大事だろう。怠ると、「良い指導者」が育たなくなり、NPB全体のレベルが下がることもありうる。有効な対策が求められている。

【今回の動画】小林氏が現代のコーチ人事を解説

(※引用元 Sirabee

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