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権藤博氏が指摘、ZOZOで話題「球団拡張問題」に先立つ不安…

2018年8月2日

権藤博氏が指摘、ZOZOで話題「球団拡張問題」に先立つ不安…

アパレル通販サイトで財を成す新進気鋭の経営者が表明した、プロ野球への参入希望が話題になっている。現時点では彼の希望が、既存球団の買収なのか、新規球団の立ち上げなのか、判然としていないが、後者であれば、その先には「エクスパンション」がある。つまり、球団拡張だ。

■新たに280人のプロ野球選手

現在の12球団制を14球団、あるいは、16球団制にする。以前からそういう案が球界ではくすぶっていて、「セ・パそれぞれ7球団の14球団では日程編成などいろいろな問題が生じるから、2球団ずつを増やして16球団がベスト」とこれに賛同する球界OBも少なくない。四国に1球団、沖縄に1球団……と夢想してみれば、確かに面白いとは思う。

球団を招致する自治体にすれば地域振興の起爆剤になるだろうし、球界からすれば、雇用の拡大になるわけだから選手は大歓迎、プロ野球の活性化にもつながる、という意見は理解できる。

ただ……と思う。

プロ野球の本分は、ファンに最上のプレー、試合を見せることだ。14球団や16球団に拡張して、選手の質やプレー、試合を担保できるのか。現在の1球団の支配下選手枠は最大70人である(育成選手を除く)。4球団を増やすとすると、単純計算で280人の「プロ野球選手」が新たに必要となる。プロの水準を満たす選手がこの日本に280人も埋もれているのか。

例えば、米メジャーでは球団拡張に伴う「エクスパンションドラフト」が行われる。直近ではダイヤモンドバックスとデビルレイズ(現レイズ)が加入した1997年に分配ドラフトが行われ、既存28球団から新加入球団が計63選手を獲得した。そうやって既存球団が全面的に協力するなら話は別だが、日本ではどうだろう。

2004年に近鉄とオリックスが合併し、楽天が新規参入した際には、当該球団であるオリックスと楽天の2球団だけで分配ドラフトをやった。その結果、楽天の1年目は38勝97敗1分けという壊滅的な成績。メジャーのように、既存球団が足並みを揃えて新球団を支えようという構図に、残念ながら日本はならないような気がしてしまうのだ。

そうでなくても、トップクラスの選手が次から次にメジャーを目指す時代だ。一線級が海を渡る流れは今後も止められない。そういう時代に球団拡張となると、プロ野球の質、レベルに対する不安が先に立ってしまう。(権藤博/野球評論家)

(※引用元 日刊ゲンダイ

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