
広島・新井貴浩監督(49)が3月11日、開幕投手を床とこ田だ寛樹投手(31)に託すことを発表した。
「例年であれば2月の春季キャンプ終了までには開幕投手を指名していましたが、今年は森下暢仁投手(28)など開幕投手経験者の調子が上がらず、決定まで時間がかかった。結局、プロ10年目の床田に初の大役を任せることになりました。床田は昨年、9勝12敗。今年は勝ち星を先行させたいところです」(スポーツ紙記者)
優しい兄貴分として知られていたが…
新井監督は就任4年目。現役時代から優しい兄貴分として知られ、23年の監督就任以降は“モチベーター”として徹底的に選手に寄り添い、鼓舞してきた。就任1年目こそシーズン2位だったが、
「2年目は夏まで首位争いを演じたものの、大失速して4位に終わった。そして昨年は5位と、2年連続でBクラスに。そのため昨年のシーズン終了前後には、『今季限りで退任するのでは』と囁かれた」(同前)
崖っぷちに立つ兄貴分監督。そのためか、今年は性格が一変したという。
ルーキー投手に「それでもプロか!」
「キャンプイン直前、代走や守備固めで重用していた羽月隆太郎(25)が指定薬物のエトミデートを使用した医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたこともあり、キャンプ初日から新井監督はピリピリムードだった。
それ以降も、秋山翔吾外野手(37)がインフルエンザでキャンプを離脱すると『アイツは何やってるんだ』と叱り、オープン戦初戦で先発したドラフト2位ルーキー・齊藤汰たい直ち投手(22)が2イニング3失点を喫した際には『それでもプロか!』と激怒しました」(球団OB)
あまりの豹変ぶりが恐れられ、選手はおろか、スタッフからもこんな声が漏れたという。
「監督は人が変わった……」
かつての仲間にクビを宣告できるか
かつての仲間たちも球団を去りつつある。昨年末には、現役時代の16年から18年にかけてともにリーグ三連覇を成し遂げた松山竜平外野手(40)が新天地を求めてオイシックス新潟に入団。今年1月には田中広輔内野手(36)が引退を発表した。そんな中、今年はさらに難しい役回りが待ち受ける。
「調子が上がらない秋山や菊池涼介内野手(36)も引退がちらつき始める年齢。球団から彼らの処遇を任されている新井監督は、ベテランでも贔屓せず若手と横一線でふるいにかけ、クビにするかどうかを決断しなければなりません。自身の立場の危うさに加え、かつての仲間の去就を決めなければならないのもツラいはずです」(前出・OB)
鬼と化した新井監督は、鯉を滝登りに導けるのか。
(※引用元 文春オンライン)