──フランスア選手は子どものころからピッチャーだったんですか?
「違います。外野を守る野手で、ホームランバッターでした。本格的にピッチャーになったのは、14歳か15歳ぐらいのときだったと思います」
──日本で一番苦労したことは?
「食事です。食べ物ではなく、味の加減に困りました。ドミニカでは料理に塩や砂糖をたくさん入れます。でも、ニッポンは薄い味。戸惑いました」
──そんななかで、よく食べるのは?
「大好きなのはタコライスです。パワーの源になります!」
──はじめて覚えた日本語はなんですか?
「基本のあいさつ、『おはようございます』ですね」
──カープのOBでもある久本祐一さん(現・中日ドラゴンズ打撃投手)は、4年前に来日したばかりのときと比べて「顔つきが違う。ずいぶん大人になりました」と言っていました。
「久本さん、お久しぶりです。正解です(笑)」
──育成時代、とくにお世話になった人はいますか?
「一番は菊地原(毅)3軍コーチ。同じサウスポーでたくさんアドバイス受けました。あと、沢さん、沢崎(俊和)2軍コーチにもやさしくしてもらいました。感謝です」
──チームメイトで食事に行くメンバーは?
「(同じ投手の)中田簾さん、加藤拓也は、よく連れていってくれました」
──2軍から1軍に上がって差を感じましたか?
「レベルが全然違います。1軍はすごいです」
──今まで対戦してきた打者のなかで、脅威を感じた選手はいますか?
「巨人の坂本(勇人)選手です。ストライクは、どの球も対応します。だけど、ボール球はまったく振ってくれない。とても困りました」
──キャッチャーの磯村嘉孝(いそむら・よしたか)選手は、「ストレートは、球質、重さ、コントロール、すべてがいいですね」と評価していました。
「(ストレートに)自信があるだけにうれしいです。イソさんには、育成時代からお世話になっているんです」
──ブルペンキャッチャーも務めているクレートさんから見た、フランスア投手のセールスポイントは?
クレート通訳「やっぱり、ストレートが一級品です!」
──熱狂的なカープファンは、フランスア選手から見てどうですか?
「マウンドに行くときの声援、三振を取ったときの声援、カープファンはすごいですね!」
──これからの夢を教えてください。
「今年だけでなく、長く活躍したい。そして、カープのエースになりたいです」
(※引用元 web Sportiva)