日本シリーズ・第4戦(10月31日、カープ1-4ソフトバンク、ヤフオクドーム)
広島は自慢の機動力を封じられ、4番・鈴木の2戦連発となる本塁打による1点のみで連敗を喫した。
主導権を握れなかった。
初回、1死一塁から今シリーズ打撃不振に苦しむ丸の右中間を破る当たりで、一塁走者の菊池が一気にホームを狙う。しかし、中堅・柳田の素早い打球処理と、中継に入った二塁・明石の好返球の前に、ヘッドスライディングも及ばず。先制ならなかった。
2点を追う5回には安部が二塁盗塁を試みたが、捕手・甲斐の素早く正確な送球の前にあえなく刺された。広島は今シリーズ、6度の盗塁企図が全て失敗。持ち味の足を絡めた攻撃を完全に封じられ、攻撃の糸口をつかめない。
第3、4戦での計9得点のうち8得点は本塁打によるものだ。
レギュラーシーズンではリーグトップの95盗塁と足を絡めた攻撃で相手を苦しめたが、完全にソフトバンクの術中にはまった連敗。広島は敵地でシリーズ5連敗、セ球団も14連敗となった。
(※引用元 スポニチアネックス)