長いシーズンの中には、偉大な記録から、あっと驚く珍記録までさまざまな数字が残された。記憶に残る記録から、そうでもないものまでギュッと凝縮してお届けしよう。
圧巻の巨人戦3連勝
今季82勝のうち半数の41試合で逆転勝ちを収め、さらに45勝25敗2分とホームゲームでの強さに加え、今季の広島のもう一つのストロングポイントは、首位でも2位でも、「1位と2位との対戦」に圧倒的な強さを見せたことだった。
広島が2位での1位のチームとの対戦は2試合で2勝。そして広島が1位での2位チームとの対戦は、実に21勝3敗1分け。「1位と2位との対戦」の合計成績は、23勝3敗1分け、勝率はなんと.885だったのだから、独走優勝したのも当然か。
なかでも、7月20~22日、7連勝して広島に乗り込んできた巨人を10対9、7対5、8対6と、いずれも激戦の末にスイープし、相手の自力優勝の可能性を消したのは圧巻だった。(写真=BBM)
(※引用元 週刊ベースボール)