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強力助っ人を送り込む、駐米スカウト・シュールストロム氏の『哲学』

2019年2月20日

強力助っ人を送り込む、駐米スカウト・シュールストロム氏の『哲学』

広島エリック・シュールストロム駐米スカウト(49)は、03年に現職に就いてから毎年のように有望選手を広島に送り込んできた。今季はケーシー・ローレンス投手(31=マリナーズ)とカイル・レグナルト投手(30=メッツ3A)を獲得。そのスカウト哲学と、2人にかける期待を聞いた。【取材・構成=村野森】

-毎年のように有力選手を獲得している。スカウト哲学とは

シュールストロム氏(以下シュール) 市民球場のころは高い選手は取れなかった。今は少し高い選手も取れるようになった。それでも我々は、無駄にお金を使わないことに気を配っている。ベストプレーヤーをベストバリューで取ることを考えている。メジャー実績は関係ない。その選手がどれだけ日本野球にフィットするか想像することが大切だ。投手を見るのは簡単。投げ方や投球フォームを見れば能力が分かる。ただ、最も大事なことは打者がどう反応するかを見ること。タイミングが外れていたら、投手が何か効果的なことをしているということ。投手だけでなく打者の反応を見るのがポイントだ。

-野手はどう判断

シュール とても難しい。能力に加え、投手のボールにいかに反応するかを見る必要がある。米国と日本の投手はまったく違うので、想像しなければならない要素が多い。米国の打者の哲学は「速球をいかに打つか」。速球に振り負けないことを考え、変化球で三振しても「やれやれ」で済ませる。日本は違う。ポイントは、その打者が速球を待っていることを踏まえた上で、変化球に対し突っこまないこと、バランスを保っていること、しっかりコンタクトできること。外角の変化球を見逃せるなら、これもいい兆候。広角に打てるなら、これもいい兆候だ。

-選手の人間性は重視しないのか

シュール 我々スカウトは選手と話ができない。ルール違反になる。だから性格については、推測するしかない。フィールドでどういう態度をとるか、ハッスルしているか、ハードワークしているか。ピッチャーなら調子が悪いときにどう振る舞うか。失敗に対する反応を見ることで、性格は学べる。バットを投げて怒っていたりしていたら、日本では好まれない。コーチや関係者にどんな性格か聞くことはときどきある。でも、たいてい「いいヤツだ」と言われる。人間性が悪くても、その選手が日本で金を稼ぐチャンスがあるなら「あいつはダメだ」とは言わないものだ。だから、うのみにできない。ルールを破って選手を連れ出して人間性を確かめる人もいるかもしれないが、私はそれをしたくない。

-なぜレグナルトとローレンスを獲得したか

シュール カイル(レグナルト)は何度も見た。いつもリリーフだった。球が走っているときも、そうでないときもあったが、ベストボールを投げられなくても絶対に諦めずに闘っていた。どんなときでも何とかしようという彼のハートが気に入った。

-ローレンスは

シュール ケーシー(ローレンス)は1回しか見ていない。実はウオームアップを見たとき「嫌いなタイプだ」と思った。覇気が感じられなかったから。私はエネルギーにあふれ、いつも怒っているような選手が好きなんだ。でも試合が始まると、彼がすべてをコントロールしていることがわかった。自分の感情、ゲーム、制球…。メンタル、感情、能力が素晴らしく、安定感、継続性があった。実は足に打球が当たり、跳ねたボールが外野に届く場面があった。すごい当たりで、トレーナーが飛んできた。でも彼は、何事もなかったように振る舞った。彼は私が昨年見たすべての投手の中で、ベストの1人だ。彼は広島がいつも取るようなタイプの投手ではない(188センチ、77キロ)。いつも取るのはマイク・シュルツ(201センチ、100キロ)やキャム・ミコライオ(205センチ、115キロ)のようなデカイやつだ。だから彼のような選手を取れたことがうれしい。実際に彼は素晴らしい人間だった。アンディ・シーツやブライアン・バリントンのように。

-ドミニカ共和国の選手獲得に関わっているか

シュール NO。私の仕事ではない。でも、彼らのおかげで私の仕事が楽になる。(評価が難しい)野手をスカウトしなくてよくなるから(笑い)。

(※引用元 日刊スポーツ

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