【平成キャンプ回想録(24)広島ドラ2菊池涼介】
1年目は確か、右太腿筋膜炎か何に見舞われた。12年春のキャンプ。練習が凄くきつくて、沖縄の終盤に右足に痛みが出た。首脳陣から「悪化しないように2軍では自分のペースで」と言われたけど、日南移動後に患部はさらに悪化した。
ロングティーの最中に、「もっと強く振れ」と命じられ、そこで動けなくなった。悔しいとかじゃない。“情報って伝わっていないんだ”と感じ、がっかりした。でも、練習に耐えられなかった自分の責任もある。以降は離脱がないし、この経験は教訓になっている。
いきなりの挫折。それでも先行きに不安はなかった。確かにプロのスピードは凄いと思ったが、“当然でしょうね”という感覚だった。岐阜の大学リーグでは経験していなくて当たり前。不安よりも、やるしかないという気持ちが強かった。(広島内野手)
(※引用元 スポニチアネックス)