CSファイナルS・第3戦(10月20日、カープ0-1DeNA、マツダスタジアム)
広島が勝負所で「あと1本」が出ずに2連敗。対戦成績は1勝のアドバンテージを含め2勝2敗のタイとなった。
先発のクリス・ジョンソン投手(33)が投手に浴びた適時打が、重い決勝点となった。2回2死から嶺井、柴田に連打を浴びると、井納にも149キロの低め直球を右前にはじき返された。
「試合の流れが全てベイスターズに行ってしまった。(6本の被安打のうち)明らかにいい当たりは(嶺井の)1本しかない。修正するところはない」と憮然(ぶぜん)とした表情で5回1失点の投球内容を振り返った。
そのジョンソンの相棒として先発マスクをかぶった石原慶幸捕手(38)にとっては、ハードラックな1日となった。
2回1死一、二塁では三ゴロ併殺打。5回無死一塁では送りバントを試みたがファウル、空振りで追い込まれ、3球目は見逃せばボールの外角高めの球に飛びついてバントをしたが結果はファウルで3バント失敗。
7回無死一塁でも送りバントを試みたが捕手・嶺井の好フィールディングもあり、捕―遊―二の併殺打に終わった。「(バントを)決めないといけない。俺のせいで負けた。みんなが作ってくれたチャンスを1人でつぶして申し訳ない」とうなだれた。
緒方孝市監督(48)も「1点が遠かった。(中継ぎ)投手陣はしっかりゼロに抑えてくれたが、攻撃の形を作れなかった。自分の責任だと思っている」とガックリと肩を落とした。
(※引用元 スポーツ報知)