CSファイナルS・第5戦(10月24日、カープ3-9DeNA、マツダスタジアム)
セ・リーグ2連覇の広島が同3位のDeNAに逆転負けを喫し、4連敗。対戦成績が2勝4敗(広島のアドバンテージ1勝を含む)となり、2年連続の日本シリーズ進出を逃した。
1984年以来、33年ぶりとなる日本一の夢はついえた。
レギュラーシーズンで14・5ゲーム差をつけた3位・DeNAに下克上を許した。五回、降雨コールドゲームで勝った第1戦以降、“逆転の広島”と形容された勝負強さが完全に失われた。
第2戦に5回8安打4失点で黒星を喫した野村祐輔投手(28)が雪辱を期して先発したものの、一回に早々ともらった2点の援護を守れない。
二回に宮崎にソロを、三回には桑原に2ランを被弾。3回3安打3失点で降板し、役目を果たせなかった。
2番手で登板した大瀬良大地投手(26)が五回、筒香にバックスクリーン弾を打たれるなど、7人の継投でDeNA打線に本塁打5発を浴び力尽きた。
レギュラーシーズンは勝率・706(48勝20敗1分け)を誇ったマツダスタジアムで、まさかの4連敗で終戦。
両リーグトップの736得点を誇った強力打線は、敵地で爆発したDeNAとは対照的に最後まで鳴りを潜めた。冷たい秋風が吹きつける中、広島の2017年が幕を閉じた。
(※引用元 サンケイスポーツ)