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カープ復活を支える謙虚な新外国人!流れを切り、長い回を投げる仕事

2019年4月25日

カープ復活を支える謙虚な新外国人!流れを切り、長い回を投げる仕事

開幕から5カード連続負け越しと予想外の低空飛行で、広島は4連覇を狙うシーズンをスタートさせた。

戦力が抜けた攻撃陣にばかり注目が集まるが、投手陣も奮わない。

週末に先発する大瀬良大地と床田寛樹を除くと、開幕5カードまでの15試合で、6回以上投げた先発投手は4月3日の中日戦で勝ち投手となった野村祐輔1人しかいない。先発陣の苦境で、自然と中継ぎ陣にしわ寄せがいっている。

投手の分業制が確立された野球界で完投数は激減しているが、「イニングイーター(多くのイニングを投げる投手のこと)」という言葉があるように、先発が長いイニングを投げる価値は今も変わってはいない。先発の早期降板はチームの戦いを難しくし、中継ぎに負担を強いる。

4月14日DeNA戦も、先発九里亜蓮が4回で降板した。試合は1-3の5回、2番手に上がったのは新外国人のカイル・レグナルトだった。

ロングリリーフ=第2先発ではない!?

開幕直後は勝利の方程式の一角入りも期待された左腕は、場面も状況も、タイミングもいとわず投げる役割を担っている。今ではチーム最速で登板数2桁に達した。

数ある役割の中で、この日任された役割こそは新境地。

昨年までは先発が序盤で崩れた場合、2番手には長いイニングを投げられる第2先発という立場の投手が登板することが多かった。

’17年は九里が第2先発などで9勝(5敗)、昨年はアドゥワ誠が6勝(2敗)を挙げた。

だが、今年の広島は第2先発=ロングリリーフではない。まずは「流れを切る」役割が求められているのだ。

「逆転のカープ」は投手陣の粘りから

佐々岡真司投手コーチは「長いイニングを投げてもらうことも大事だけれど、(流れを変える)そういう期待を持って起用している」と話す。

第2先発でイニングを重ねても、試合終盤にビハインドの状況になれば、中継ぎの優先順位が高い投手を投入しなければいけないことになる。ならばまず、「勝ちパターン以外の中継ぎ」の中で優先順位の高い投手を投入する策は極めて自然だろう。

昨年までの「逆転のカープ」を可能にしたのは、投手陣の粘りだった。たとえ先発が崩れても、中継ぎが踏ん張って試合を壊さなかった。そんな姿に強力打線が応え、終わってみれば広島が勝っていた。そうやって手にした3連覇だったように感じる。

ここまで、レグナルトは開幕から快投を演じてきたわけじゃない。無失点投球を続けても、内容は良くなかった。先頭打者への四球や連続四球など安定性を欠いた。

広島は最大外国人枠3人を使える投手に5人の外国人選手が在籍し、二軍にはジョニー・ヘルウェグやケーシー・ローレンスが虎視眈々と出番をうかがっている。安定感を欠くレグナルトの投球内容に、再登録が可能となるヘルウェグとの入れ替えも検討された。

最終テストと位置付けられた登板が、転機となった。

信じる力が、最大の武器

4月9日ヤクルト戦。大量8点のビハインドを背負った6回から登板した。ここで悪ければ、二軍降格という立場から、2回を投げ4三振を奪うなどパーフェクトリリーフ。

レグナルトは生き残った。

その日から投球内容が向上し、役割の幅も広がった。3登板連続で複数イニングを任せられながら、ゼロを並べて信頼を勝ち取った。

「毎回どんな状況でも準備をして臨むことを心掛けている。試合が劣勢でも、そこで中継ぎが与えられた役割を遂行することでチームに勢いがつくかもしれない。逆転するかもしれない。そう信じてマウンドに上がっている」

信じる力が、最大の武器かもしれない。

“シンカンセン”という素晴らしい乗り物

米国ではドラフト指名されなかったが、メジャーのマウンドを信じて独立リーグ、マイナーリーグで6年プレーした。メジャーのマウンドは「夢舞台」のままだが、成功を信じて海を渡った。

広大なアメリカ大陸を横断、縦断しながらシーズンを戦ってきたことで、たくましさを自然と身につけた。セ・リーグで最も西に本拠地を置く広島を拠点とした移動など苦にしない。

「不満は全くありません。米国でクレイジーな移動も経験していますから(笑)。それに日本には“シンカンセン”という素晴らしい乗り物もあるので、快適に移動しています」

駅でコーヒーを購入し、車内では音楽や映画を鑑賞。ストレスを解消し、リラックスした時間を過ごす。

鹿児島での試合後、熊本までの約2時間30分のバス移動も「長いと聞いていたけど、非常に楽だった」と言うから、たくましい。

春季キャンプから休日を返上して汗を流す姿もたびたび見られるが「自分にとって必要だと思ったから」とさらりと言ってのける。

緊張した「満員のスタジアム」

米国ではスタジアムが満員の中での登板こそなかったが、日本では連日満員となる中での登板が続く。開幕直後の不安定さに影響した遠因とも言える。ただ、登板を重ねるごとにそういう環境にも慣れ、今では「非常に力になる。マツダスタジアムはもちろん、どこの球場でも満員。そういう中で投げるのは心強い」とうなずく。

レグナルトの復調と、チームの浮上は重なった。左腕の出番は、首脳陣から「流れを変えたい」という思いを託される場面だ。

緒方孝市監督は「本当は1イニングをコンスタントに投げてもらいたいが、選手起用にはチーム事情もあるから」と目立たぬ貢献に感謝する。

「リスターター」や「ファーストストッパー」か?

与えられたポジションで役割をまっとうする忠誠心にブレはない。

役割は理解している。

「チームがビハインドのときは投球テンポを考える。たとえば5回や6回に登板すると、まだイニングが多く残っている。だから早めにアウトを取り、3者凡退に切ることで、自分たちに得点の流れを呼び込めると意識している」(レグナルト)

4月11日から登板した3試合続けて、レグナルトが抑えた後に広島打線の得点が生まれたのも偶然ではないだろう。

今、野球界では「オープナー」というポジションが注目されているが、セットアッパーもできるレグナルトの早い回での2番手起用も興味深い。

決め球に命名した「ハンマー(カーブ)」のように相手の流れを壊し、味方に流れを持ち込む。

「リスターター」や「ファーストストッパー」とも表現できる役割か。

日本での成功、チームの優勝を信じる助っ人左腕は、広島の逆襲を陰で支える役割も担っていく。

(※引用元 Number Web

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