テキサス州ヒューストンで行われたアストロズ対カブスの一戦で、カブスのアルバート・アルモラJR外野手(25)が試合中に号泣。チームメートのジェイソン・ヘイワード外野手(29)とジョー・マドン監督(65)に慰められるという場面があった。
アルモラJRが膝まづいて泣き始めたのは4回の打席。自身が放ったファウルボールは三塁ダグアウトの上を通過していったが、そのボールが最前列から4列目に座っていた少女を直撃してしまった。
場内は騒然。周囲にいた男性がすぐに少女を抱いて通路へと運んでいったが、これを見たアルモラJRはその場にうずくまって泣き始め、試合は数分間中断となった。
AP通信によれば病院に搬送された少女には意識があるが容体は不明。アルモラJRは立ち上がってプレーを続行したが、ショック状態でこの打席では空振りの三振に終わった。
アストロズの本拠地「ミニッツ・メイド・パーク」にはグラウンドと内野席の間にはネットが張られているが、ビジターチーム側となる三塁ダグアウトの手前で“防御網”が切れている状態。不幸にもその隙間からボールが観客席に飛び込み、少女を直撃する結果となった。
なお試合はナ・リーグ中地区首位のカブスが2―1でア・リーグ西地区首位のアストロズを下して31勝23敗。連敗を3でくい止めた。一方、アストロズは37勝20敗。3連戦だったこのカードのスイープを逃した。
(※引用元 スポニチアネックス)