◆広島2x―1阪神=延長11回=(31日・マツダスタジアム) – 広島が野間峻祥外野手(26)のサヨナラ打で今季5度目のサヨナラ勝ち。月間20勝に到達した。
過去に巨人、中日、西武がマークしている月間21勝に次ぐ記録で、セ・リーグでは1997年8月に20勝を挙げた横浜(現DeNA)以来の快挙を達成した。
試合は今季7試合目の延長戦。11回、2死から途中出場の上本が左前打でチャンスメイクすると、続く代打・磯村は四球。ここで打席に野間が登場した。
1ボールから能見のフォークを2球連続で空振りし、4球目のフォークはようやくバットに当ててファウルにした。「2球空振りしてますし、浮いてきた球を打てれば。真っすぐならファウルくらいの気持ちでした」。
ラストボールは真ん中に浮いたフォーク。やや泳がされながら前進守備の右翼を越える一撃となった。
ヒーローインタビューの最中、鈴木、西川がバケツの水で洗礼を浴びせようとしたが、ひらりとかわして涼しい顔。ファンから「なんでじゃ~」とため息が漏れた。
“空気の読めない”行動について「スパイクをぬらしたくなかったんで。(鈴木らの行動は)バレバレですね」。ケロリと振り返った。
その後、なおもヒーローインタビュー続行中、鈴木からペットボトルの水を投げ込まれた。
今度は苦笑いしながらスパイクを脱ぎ、自ら頭に“祝杯”を注いでいた。ダッグアウト裏で囲み取材を終えると、「もう(上本)タカシさんのおかげです」と、今季2本目の安打でお膳立てした先輩をイジリ半分でたたえていた。
(※引用元 スポーツ報知)