広島は先発・野村祐輔投手(29)の初回5失点が響き、終盤の追い上げも実らず競り負けた。交流戦は3カード連続でカード初戦で黒星スタートとなった。
プロ最短の1回5失点KOを喫した野村は、1軍登録抹消が決定。
佐々岡真司投手コーチ(51)が「あした(12日)ファームに行ってもらいます」と明言した。野村の不調による2軍降格は15年8月以来。順調にいけば、あす12日に出場選手登録期間が7年に達し、国内FA権の資格取得条件を満たす予定だったが、先延ばしになった。
5月1日の阪神戦(甲子園)から1番打者を務めていた野間峻祥外野手(26)は、13―0で大勝した同30日のヤクルト戦(神宮)で9回の守備を“お役ご免”になった以外、ほぼフルイニング出場を続けていたが、5回2死の第3打席で長野久義外野手(34)を代打に送られた。
野間について、東出輝裕打撃コーチ(38)は「よーいドンであんな三振をしていたら…。1球目(の甘い直球)を見逃して、最後は変な空振りで(ワンバウンドのフォークを振らされて)三振。だから(緒方監督が)入れ替えたんじゃないの。奮起せにゃあ(今後)打席が減ってしまうよ」。
また迎祐一郎打撃コーチ(37)も「ここ数日も、きょうの1、2打席も内容が悪い。1番打者としての役割を果たせる状況じゃない」と、リードオフマンとしての起用を白紙とする考えを示唆。交流戦6試合で打率1割3分3厘と低調な26歳にハッパをかけた。
(※引用元 スポーツ報知)