楽天―広島戦(楽天生命)は24日、雨天のため中止となり、25日に順延された。広島ナインの一部は同球場の室内練習場で調整。緒方孝市監督(50)は、この日1軍に合流したアレハンドロ・メヒア内野手(26)を、リーグ戦再開後の「キーマン」に指名した。
23日のオリックス戦で登板したジョンソンの出場選手登録をこの日抹消。リーグ戦再開まで間隔を空けられるための措置で、代わりにドミニカン・スラッガーが今季初めて1軍に呼ばれた。
豪快なスイングを繰り返す若き助っ人を見つめた指揮官は「下でずっと良かったからね。(1軍に)上げたいとは思っていたけど、なかなかチャンスがなかった。後半戦(リーグ戦再開後)のキーマンになってくれるかもしれない」と目を細め、本人に「ビッグチャ~ンス!」とゲキを飛ばしていた。
昨季はウエスタン・リーグで3冠王に輝いたメヒア。今季も本塁打(19)と打点(45)でトップに立っており、打率も2割9分3厘5毛で4位につけている。だが外国人枠の関係で、ひたすら2軍での調整を強いられていた。
「(外国人投手3人が外せない)チーム事情は分かっている。でもフラストレーションはなかった。待つしかなかったからね」と腐ることはなかった。
仕切り直しの25日の楽天戦ではDHでのスタメン出場が濃厚。「自分の力でチームを勝利に導きたい」と語気を強めた。この日はまた、ジョンソン以外にも藤井皓の登録が抹消された。メヒアのほか、中村祐も1軍に合流した。
(※引用元 スポーツ報知)