鯉のエースが“ジェットコースター・カープ”を上昇気流へと導く。広島の大瀬良大地投手(28)が26日、マツダスタジアムで調整。ジョンソン、床田、アドゥワとともにキャッチボールなどをこなした。
リーグ戦が再開する28日のDeNA戦(横浜)での先発が濃厚な右腕は、19日のロッテ戦(マツダ)以来、中8日の登板に向けて「ランニングやウェートトレで、普段の中5、6日ではやらないような高強度のものを取り入れた」と説明。公式戦中断期間を有効利用し、パワーアップに励んだ。
今季の広島は奇数月は絶好調、偶数月は絶不調と、ジェットコースターのように乱高下している。3月はオープン戦で12球団1位。しかし4月は球団史上初の開幕5カード連続負け越しなどでスタートからつまずいき、最大借金8の最下位に沈んだ。
一転、5月は球団記録の月間20勝でV字回復して最大貯金14の首位。なのに6月の交流戦は楽天以外のパ5球団に負け越して首位から陥落した。
それだけに7月を目前にしたリーグ戦“再開幕戦”が重要になる。大瀬良は「大事なところ。責任を持って、いい形でチームが戦えていける投球、マウンドでの姿を見せたい。どんな状況であれチームが勝てるように頑張りたい」と言い切った。
DeNA戦は今季2試合に登板して0勝1敗。通算でも4勝8敗とやや苦手な相手への対策なのか、練習中は持ち球ではないチェンジアップの握りで繰り返し投球した。
見守った沢崎3軍投手コーチからリリースのコツなどを伝授される本格的なものだったが「チェンジアップですか?遊びですよ。まだ温めといて、という段階です」とニヤリ。まずは正攻法でDeNA打線を封じる。
(※引用元 スポーツ報知)