カープに鯉

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11連敗の翌日に「カープ特集」を発売、Number編集長の告白!

2019年7月12日

11連敗の翌日に「カープ特集」を発売、Number編集長の告白!

本日発売の『Sports Graphic Number』最新号の特集は「カープに学べ。鯉のレッスン14講座」と題した、1冊丸ごと広島特集。しかし雑誌発売前日に20年ぶりの11連敗を記録し、シーズン前半戦を4年ぶりのBクラスで終了……。ここに、読者の皆様へお伝えすることがあるという編集長の告白を、開陳させていただきます。

ここだけの話、正直言って、こうまで負けが込むとは予想していませんでした。交流戦最下位に終わっても、チーム月間最多勝を記録した5月みたいにまた勝ち出すかも、なんて考えでおりました。ですが、11連敗。で、特集タイトルは「カープに学べ。鯉のレッスン14講座」。そんなカープに何を学ぶっていうんですか? 『ナンバー』、やっちゃったねwww。そういう声が飛び交っていることはもちろん重々承知しています。

だがしかし、ここで敢えて断言したい! たとえ11連敗したって、Bクラスで折り返したって、「カープに学べ」ることは実に多い! と。

では、一体何が「学べ」るのでしょうか? 今特集は、普段の『ナンバー』とは少し毛色を変えて、スタジアムやグッズやファンや美人妻など、グラウンド外の話題もたくさん取り上げています。なぜカープは長い「暗黒時代」を抜け出してリーグ3連覇という偉業を達成でき、多くの人々に愛され続けるのか。その秘密を解き明かし、生きるヒントが詰まった14個の「レッスン」を、駆け足で紹介したいと思います。

鈴木誠也のスター性を感じる時

<レッスン1「鈴木誠也に『人生』を学べ」>。ここで学べるのは、その「姿勢」です。

たとえば、鈴木誠也選手の魅力について、カープの元監督・野村謙二郎氏が次のように語るくだりから。

「誠也は表現こそしませんが、カープの先人たちの伝統ともいえる、ストイックな部分を受け継いでいます。カープの育成スタイルは、失敗はたくさんするけど『悔しい』とか『情けない』という思いを当事者が感じて、頑張ってくれることに期待するものです」

野球は失敗のスポーツです。誠也選手は失敗した際に味わった悔しさをバネに試行錯誤を繰り返し、日本を代表する4番の地位まで昇り詰めたのです。作家の迫勝則氏も続けます。

「派手なホームランを打った時より、フォアボールや盗塁で地味なつなぎを果たした時に喜ぶ姿が目立ちますし、そういう姿にこそ、チームを背負っている証や、鈴木誠也の持つスター性を感じてしまいます」

チームを背負う者としてぜひとも学びたい「姿勢」の良さ。こちらは、<レッスン2「大瀬良大地に『完投主義』を学べ」>の中で大瀬良投手本人が語る言葉にもビシッと表れます。

「1シーズン先発で投げる以上、すべての試合で完投できるようにと思ってマウンドに上がっています。先発、中継ぎ、抑えと分業制の時代になっていますけど、それでもやっぱり、先発が目指すべきは最後まで投げきることじゃないかな」

「1試合投げ切ってこそエース」。時代遅れのフレーズかもしれませんが、こうした思いを胸に最後まで投げる。その姿勢こそがチームを鼓舞する。これは、佐々岡真司、黒田博樹、前田健太というカープ歴代エースの背中に、彼が学んだ心意気でした。「完投主義」は野球選手以外も使える考え方かもしれません。

逆境も面白がってしまおうという精神を!

<レッスン3「2019年型打線に『リセット力』を学べ」>では、東出輝裕打撃コーチが「丸(佳浩)の代わりなんて、誰もできない」と言いつつ、こんな率直な思いを吐露しています。

「打線のベースすらない今季は、スタメン表を手にしても2番と4番だけ書いたらペンが止まってしまい、あとはミーティングが終わってから悩んで決める。それはそれで面白い。たとえば今年ホンコン(高橋大樹)がスタメンを勝ち取るなんて誰も思っていなかったと思う。FAで主力級を補強できる球団では起こらなかったかもしれない」

ここで学べるのは、逆境も面白がってしまおうという精神です。

<レッスン4「ドミニカ助っ人に『サバイバル』を学べ」>では、バティスタ選手が放ったこちらの言葉も印象的でした。

「まだ足りない、もっとやれって厳しく接してくれるコーチって、要するに自分に関心を持ってくれてるってことだよね。そういう存在って、選手にとってはものすごくありがたいことだよ」

学ぶ側と教える側の幸福な関係がここにはあります(ドミニカカープアカデミーでどんなことを学べるのでしょうか。その現地レポートも載っています)。

會澤翼、金本知憲らの言葉と人生論

<レッスン5「“三本の矢”に『折れない術』を学べ」>では、チームを支える會澤翼選手の話に耳を傾けたい。

「“調子が悪いときこそ、人間性が出る”。それが新井(貴浩)さんから多くのことを教えていただいた中で一番心に響いている。調子がいいときは誰でも態度も言動もいい。ただ、調子が悪いときってふとした一言や表情、しぐさに本性が出る。そこを見るようにしています」

<レッスン6>は、「スカウトに『発掘眼』を学べ」。東海地区担当スカウト・松本有史さんの語りを読めば、「人を見る眼」や「マメさ」もさることながら、「自信を持って言い切ること」の大切さを、きっと実感できることでしょう。

<レッスン7「二軍の汗に『育成のリアル』を学べ」>からは、かつてカープ二軍で鍛えられた金本知憲さんが残したこのセリフを。

「周りが無駄だと思っても、無駄かどうかはやった者じゃないとわからない。何が無駄かわかれば一流だ」

<レッスン8「FA哀史に『チーム作り』を学べ」>では、FAで数々の人材流出に遭ったカープが、いかにそれをバネに成長したかを学べます。逆風から逆襲へ。

<レッスン9>は、「マツダスタジアムに『遊び心』を学べ」。連日超満員を誇る驚異の球場・マツダスタジアムの人気の秘密が、球場設計を手掛けた仙田満氏の証言などによって、鮮やかに解き明かされます。人を引き付けるために必要なものとは? 自由な発想を生み出す源泉とは? 読めば、マツダスタジアムに行きたくなること請け合いです。

鯉グッズ、松田オーナー、美人妻…

<レッスン10「カープグッズに『売れる秘密』を学べ」>。その種類や売れ行きばかりでなく、多彩なアイデアで他球団を圧倒するカープグッズ。なぜ鯉グッズはこれだけ売れるのか。機動力、気構え、熱意――。その新しい商品を生み出す「仕組み」には、ビジネスのヒントがたくさん詰まっていました。

<レッスン11「松田オーナーに『恩返し経営』を学べ」>。ここでは、地元への“恩返し”を大切にする松田元オーナーの経営手腕はもちろんのこと、文中で紹介される金井誠太・マツダ元会長のこの名言が印象深い。

「『負け犬根性』があってはいけないということです。(中略)『今に見ちょれ』という気持ちを持つことが、誇り」

<レッスン12>は、「美人妻に『支える力』を学べ」。大瀬良大地選手の妻・浅田真由さんと、上本崇司選手の妻・中原衣美さんのお話は、大変ごちそうさまでした!

<レッスン13「OBに『赤ヘルの伝統』を学べ」>で、金本知憲さんと新井貴浩さん、2人のOBが教えてくれたのは、彼らだけが知る面白エピソードのみならず、チームの内と外から見たカープの強さ、そして、やはり「伝統」の重みでした。

「みんなやっぱり楽をしたいし、やらないといけないなと思っててもついついサボる。だからこそ、チームとしてある程度は導いてやるのも大事。そこを厳しくやるのがカープの伝統よね」(金本さん)

「家族のような一体感があるからこそ、低迷期や我慢した時期があったというのも含めて、全部つながりのある物語になっているんじゃないですかね」(新井さん)

ただし、新井さんがルーキーのときに言われたという「ここはおまえみたいな鼻くそが来るところじゃないんだよ」という言葉は、決して学んではいけません。

「勝負事じゃ、いいときも悪いときもある」

そして<ラストレッスン>は、「カープファンに『恋する情熱』を学べ」

ベイスターズファンの筆者が思いっきり羨望を交えつつ、広島の街で出会った人々のあったかい「ファン気質」にしみじみ学びます。

「勝負事じゃ、いいときも悪いときもある。勝てば『よかったな、楽しませてくれてありがとな』、負けたら『ああ相手が強かったな』。元々はみんな、野球が好きな友だち同士じゃ」(市民球場時代に左中間応援団を率いていた前康弘さん。表紙の写真を撮影したカメラマン・前康輔さんのお父様です)

勝っても負けても、学べても学べなくても、野球が好きな友だち同士が面白がって語り合える。お読みになって、そんな一冊だったなと思っていただければ、これ以上の喜びはありません。(宇賀康之)

(※引用元 Number Web

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