広島の先発投手陣が22日、マツダスタジアムで調整し、2軍で再調整中だった野村祐輔投手(30)が合流した。25日の中日戦(マツダ)での先発が有力だ。
5月28日のヤクルト戦(神宮)で7回無失点と好投して3勝目を挙げたが、以降は3試合連続でビッグイニングを献上する投球が続き、6月12日に出場選手登録抹消。不調による再調整は2015年8月以来の屈辱だった。
この日、右腕は雨の中キャッチボールやランニングでメニューを消化した。「自分自身悔しかったですし、チームの力になれなくて残念な気持ちでいた。これから自分のできることをしっかりやりきりたい」と語気を強めた。
前半戦終了時、緒方監督が後半戦のキーマンとして「下で調整している野村しかり岡田しかり、実績を残している薮田しかり。中堅どころがしっかりと調整した形で戦えることを期待しています」と力説。
伝え聞いた野村は「そう言ってもらえるとありがたい。前半戦は1か月以上…ね…、力になれなかったので、何とか後半戦はできるように頑張りたい」。雨にぬれた髪をかき上げながら、結んだ唇に決意を込めていた。
(※引用元 スポーツ報知)