公式戦(8月16日、カープ4-2DeNA、横浜スタジアム)
広島のエース、大瀬良大地投手(28)がDeNA戦(横浜)で9回5安打2失点の好投。今季6度目の完投で3年連続4度目の2桁勝利となる今季10勝目(6敗)をマークした。
8回までに106球を投げ、先頭打者として入った9回の打席では打つ気がなかったにもかかわらずストレートの四球で歩かされ、この回が終わるまで塁上にくぎづけ。チェンジとなってすぐに上がった最終回のマウンドでは1死から柴田に右前打を打たれたものの失点は許さず。
119球で9回を投げ抜き、チームを7月5日以来42日ぶりとなる2位へと導いた。スタンドから大きな歓声を浴びた大瀬良は「疲れたんですけど、最後、大きな声援いただいて…最高のいい疲れになりました」と敵地に詰めかけた鯉党に笑顔で感謝。
今季セ・リーグで唯一白星のなかったDeNA相手に「特にこの球場でよくやられていたので、何度もやられっぱなしではいけないと思って。きょうは本当に強い気持ちを持ってマウンドに上がりました」とし、
3年連続4度目となる自身の2桁勝利には「ありがとうございます」と照れながらも「これも野手の皆さんであったり、これだけたくさんの大声援をいただけるファンの皆さんのおかげで達成することができました。これからもどんどん伸ばしていけるように精一杯頑張りたいと思います」と再び感謝の言葉を捧げた。
チームは首位・巨人との直接対決3連戦に負け越し、14日に自力Vの可能性が消滅。だが、DeNAに勝って42日ぶりの2位へと浮上し、逆転Vへ望みをつないだ。
「もう僕たちは1戦1戦目の前の試合を戦っていくだけなので、またファンの皆さんと一緒に1戦1戦戦っていきたいと思います」と大瀬良。「きょうも暑い中、たくさんのご声援ありがとうございました。あしたも勝ちましょう!ありがとうございました!」と呼びかけると、スタンドは大盛り上がりだった。
(※引用元 スポニチアネックス)