公式戦(9月21日、カープ2-4阪神、甲子園球場)
広島が3試合連続の逆転負け。6、7月に1引き分けを挟んで喫した11連敗以来、今季4度目の4連敗となった。7月25日の借金完済以降では最大「7」あった貯金を使い果たし、勝率5割に逆戻りした。
2点リードの6回に自らの2暴投で同点に追いつかれた先発のジョンソンは「きょうは何もありません」と厳しい表情。バッテリーを組んだ石原は「捕手として止めてあげないといけないところ」と自らを責めた。
2番手の菊池保は同点の7回を3者凡退に抑えた。だが続投した8回、先頭・梅野に左中間二塁打を浴びると、1死から北條を迎え、初球の内角を狙ったシュートが真ん中に入り、決勝の左越え2ランを献上した。
「7回で(マウンドに)いった時点でそれ(イニングまたぎ)も頭にあった。(シュートが甘くなった?)そうですね。それもだし、先頭打者を追い込んでから決め球(外角スライダー)が甘くなってしまった」とうなだれた。
これで阪神に2014年以来5年ぶりのシーズン負け越し。緒方監督は「選手は全力を尽くしてやってくれている。接戦を勝ち切る采配ができていない」と反省した。
仮に今季最終カードとなる22、23日の中日戦(マツダ)で連敗すれば、3位確保も厳しくなる。指揮官は「1試合1試合全力を出し切る気持ちは変わらない」と声を絞り出した。
(※引用元 スポーツ報知)