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最新システムは、費用対効果が低いため不要…来季は、低予算でV奪回

2019年10月13日

最新システムは、費用対効果が低いため不要…来季は、低予算でV奪回

広島は来季も「トラックマン」を導入しない方針だ。鈴木清明球団本部長(65)が、その理由を説明する。

「トラックマンを否定するわけではないが、データがどう、選手に役立つかわからない。投手の場合、あと何センチ低めに投げれば本塁打が打たれないとか、そこまでわかるわけではない」

「トラックマン」とは球場後方から放つレーダーで球速や回転数、飛距離を数値化する高性能弾道測定器で、広島はプロ野球の12球団で唯一、導入していない。会沢や鈴木は「導入してほしい」と熱望しているが、球団は費用対効果が低いとみる。

マツダスタジアムに設置する場合、後方ネットの全面張り替え、VIP席などの配置変更など総工費1億円、さらにデータ分析する運用費や人件費を含めると毎年数千万円に上ると見積もる。

同本部長は「新しいシステムが出る度に導入していたらきりがない。技術はどんどん進歩していくもの」と指摘する。潤沢な資金を持つ米大リーグは「トラックマン」に加えて、専用のカメラとソフトで、選手の走塁や守備の動きを数値化できる技術を応用した最新システム「スタットキャスト」を導入しており、その都度導入していれば大きな費用がかかる。

「トラックマン」を2014年にいち早く導入するなどデータ野球の最先端を走る楽天から広島に加入し、今季自己最多58試合に登板した菊池保は「フォームの足や手の位置がとても細かくわかります」と便利さを認める一方で「広島にはないので映像をみるようにしています。ないならないで何とかなる。自分の感覚が一番大事」と胸を張る。

エースの大瀬良は「あった方がいいですが、スコアラーさんからたくさんのデータや資料を提供していただける。チームのみんなでデータ野球に打ち勝ちたいという気持ちです」と頼もしい。低予算でも勝てる。ナインの高い意識とスコアラーの確かな目があれば、ペナントを奪還できるはずだ。(柏村翔)

(※引用元 サンケイスポーツ

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