◇第2回WBSCプレミア12・1次ラウンドB組第3戦 日本―台湾(2019年11月7日 台湾・台中)
侍ジャパンの主砲・鈴木誠也外野手(25=広島)が1次ラウンド第3戦の台湾戦(台湾・台中)で初回の先制三塁打に続いて3回には2戦連発となる左越え2号2ランを放ち、今大会3戦通算8打点とした。
2―0で迎えた3回、左前打で出塁した菊池涼(広島)を走者に置いた2死一塁の場面で入った第2打席。3ボール1ストライクからの5球目、真ん中に入ってきた直球を前夜に続いて左翼スタンド中段へ叩き込んだ。
打った瞬間、それと分かる当たり。昨季まで鈴木とチームメートで、試合を中継したTBSで解説を務めた新井貴浩さん(42)は鈴木が3ボールから4球目に豪快な空振りをして打席で膝をついた際に「これが出てきたら鈴木誠也選手は調子いいんですよね。3ボールから振れるっていう大胆さ、勇気。自分が調子いい時でないと振れないですからね」と話した直後の5球目を先輩の言葉通り豪快にスタンドへ叩き込んだ。
新井さんはここで「ボールがつぶれる音が聞こえてきそうな。完ぺきなスイングですねぇ。逆風をものともせず。逆風吹いてなかったら場外に出てたんじゃないでしょうかねぇ。それぐらい素晴らしい当たりだと思いますねぇ」と解説。「4番が打つとチームも盛り上がりますからねぇ」と広島、そして侍ジャパンの主砲の後継者が放った一発にうれしそうだった。
(※引用元 スポニチアネックス)