広島の新人9選手は12日、広島市内の病院で体力測定を行いドラフト1位・森下暢仁投手(22=明大)がメジャー級の高い数値を記録した。肩の筋力は大リーグ選手の平均値で、故障防止やスタミナにつながる筋肉疲労率も新人ではトップレベル。
体重76キロの細身とあり「さすがにメジャーと一緒ではないと思います」と苦笑したが、潜在能力の高さを改めて示した。
大学4年秋のリーグ戦では159球で完投するなどスタミナを備えるが「大学は力を抜ける部分があったけど、プロは一球一球全力でいかないといけない。その面は不安」と分析する。これまでは本格的なウエートトレの経験がなく筋力面の伸びしろは十分にある。
担当した理学療法士の平田和彦氏は、筋肉疲労率に注目し「非常によかった。力任せではないのでケガのリスクが低い」と説明。
メディカルテストでも異常は見つからなかった。「ケガをしてしまったら次につながらない。早く1軍の舞台で結果を出せるようにしたい」。医学的にも裏付けされた、文字通りの鉄腕を目指す。(河合洋介)
(※引用元 スポニチアネックス)