広島で通算3度のノーヒットノーラン(うち完全試合1度)を達成したレジェンド、外木場義郎氏(74)が16日、廿日市市の大野練習場で行われている新人合同自主トレを視察。ドラフト1位・森下暢仁投手(22)=明大=のフォームを絶賛した。
約30メートルの距離でキャッチボールを続けるドラフト1位右腕・森下を正面から見ながら、外木場氏が何度もうなずいた。
「フォームのバランスがいい。脚と腕が連動している」
森下は現在、キャッチボールと内野ノック、ウエートトレが主な練習メニュー。まだブルペンに入っていないが、すでに佐々岡監督が「何をやってもセンスがある」と評価し、1軍キャンプ入りを明言している。
外木場氏もこの日、森下にアドバイスは、と質問されると技術的なことにはふれず、「張り切り過ぎてはいけない。ドラフト1位は、故障することが一番してはいけないこと」とだけ注文を付けた。逆に言えば、故障さえしなければ通用するということ。
巨人・沢村栄治氏と並ぶプロ野球最多の3度のノーヒットノーランを達成した伝説の男も、注目の最速155キロ右腕にお墨付きを与えた。(柏村翔)
(※引用元 サンケイスポーツ)