広島のアレハンドロ・メヒア内野手(26)とヘロニモ・フランスア投手(26)が30日、対象的な目標を掲げた。ともにマツダスタジアム屋内で調整。28日に再来日した両者が、国内最初で最後の自主トレを打ち上げた。
メヒアは「5番に定着して30本塁打打ちたい」と意気込んだ。ドーピング検査陽性で出場停止処分中のサビエル・バティスタ外野手(28)は5番候補の本命だが、今季契約が流動的。新外国人のホセ・ピレラ内野手(30)も「自分が集中すべきは本塁打ではない。それは長距離砲に期待すべきだ」とシュアな打撃で活路を見いだすという。
ならばとばかりにメヒアは「4番は(鈴木)誠也がいるから僕は5番でいい。でも昨季も1軍で7本、2軍で20本打っている。1軍で143試合出られれば30本打てる準備はしてきた」。母国ドミニカ共和国では、2月1日から始まる宮崎・日南キャンプ同様の“砂浜ダッシュ”で体をいじめるなど、俊敏性を鍛え上げた。盟友・バティ砲の痛手を自らの好機に変える。
一方、昨季チーム最多の12セーブを挙げたフランスアは、守護神候補に名乗りを挙げた新外国人のDJ・ジョンソン投手(30)=ロッキーズ=への対抗心ゼロ。「彼が9回で僕は7、8回でも大丈夫。優勝できればそれでいい。(日本語で)ドッチデモイイ」と、クローザーでもセットアッパーでもOK。適材適所でチームに貢献すると誓った。(田中昌宏)
(※引用元 スポーツ報知)