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野村監督の部屋には、二軍選手の成績や内容までギッシリ書かれていた

2020年2月11日

野村監督の部屋には、二軍選手の成績や内容までギッシリ書かれていた

広島の2016年からのセ・リーグ3連覇は、丸佳浩(現巨人)、菊池涼介、田中広輔、鈴木誠也といった生え抜きの主力がチームを牽引した。監督は緒方孝市だが、若かった彼らを二軍から一軍に引き上げ、我慢強く起用した野村謙二郎元監督の功績でもある。

二軍の監督やコーチがいくら「この選手はいいですよ」と推薦したところで、一軍の試合に出て揉まれなければ選手は伸びないからだ。

当時、二軍の指導者だった私が野村監督の監督室を訪れると、一軍のレギュラー陣だけでなく、二軍選手のその日の成績や内容が黒板にギッシリ書かれていて驚いたことがある。野村監督は全ての選手の好不調をこれで把握していた。

目先の勝敗にとらわれがちな一軍の監督には、なかなかできないことである。

野村監督は正二塁手に抜擢した菊池に目をかけていた。中央球界では無名の中京学院大出身。それでも、担当の松本有史スカウトが何度も足を運び、11年のドラフト2位で獲得。入団時、私は二軍監督だった。

前評判はいいものの、果たして岐阜のリーグのレベルはどうなのか。最初は疑心暗鬼だった。

■「菊池の守備がとんでもないんです」

「内田さん、菊池は間違いなくいい選手です。リーグは関係ありません。内野の守備がとんでもないんです。見たら驚きますよ。打撃は思い切りが良くて長打力もある。攻撃的な選手です」

松本スカウトが言うように、身のこなしはまるで忍者のようで衝撃を受けた。中南米系の選手のようなバネは天性のものだろう。ぜひ生かしてあげたいと思った。

打撃面はもともと、バントなどの小技はうまい。タイプは1、2番だが、早打ちだったため、まず「塁へ出ることに主眼を置こう」と伝えた。悪い時は強引に引っ張る傾向がある。センターから右中間方向へ飛んでいる時は状態がいい時だ。

一軍の野村監督に抜擢されてからは、2番打者としての進塁打の重要性や、いかに3、4番につなぐかという緻密な野球をこう叩き込まれた。

「塁に出た時はいかにも走るような感じを見せて投手を揺さぶれ。失投を多く投げさせろ。打者に球種を絞りやすくさせるんだ」

昨季まで7年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、16年には最多安打のタイトルを取った。学生時代は自由にやってきて、入団当初は走攻守において粗削りだった菊池の才能を開花させたのは、野村監督の指導によるものが大きい。

丸は若い頃から打撃センスが光っていた。17年に最多安打。スキを見て走る積極的な走塁技術を磨き、13年に盗塁王。その走塁意識はFA移籍した巨人にもいい影響を及ぼしている。

「孤高の天才」と言われ、13年に現役を引退した前田智徳が「そんなんじゃダメだ」と入団当初の丸にダメ出しをした。前田はめったに他の選手に話しかけない。自身との共通点、あるいは将来性を丸に見たのだろうか。(内田順三/前巨人巡回打撃コーチ)

(※引用元 日刊ゲンダイ

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