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佐々岡監督は好評判も「気疲れ心配」の声…辞任による『消去法人事』

2020年3月7日

佐々岡監督は好評判も「気疲れ心配」の声…辞任による『消去法人事』

今年から赤ヘル軍団を率いることになったのが広島の佐々岡真司新監督(52)だ。現役時代は広島一筋18年。通算138勝153敗106セーブと活躍し、長らく広島の屋台骨を支えた。

昨季まで一軍投手コーチを務めており、緒方前監督の辞任による消去法的な人事であることも否めない。決して派手な人物ではなく、そうしたところもさほど騒がれないゆえんだろう。

とはいえ、選手やコーチ間の評判は悪くない。

「コーチ時代にカーブの投げ方や下半身の使い方を教わりました。その人その人にあった教え方をしてくれる印象です」と話すのは5年目の岡田(26)。

リリーフの一岡(29)もカーブを伝授されたひとりだ。「現役時代はカーブが凄い方でしたからね。握り方などを聞いたら、すぐにわかりやすく教えてくれました。アドバイスが欲しいときは聞きに行きやすい」と言う。

九里(28)は「印象?見たままのおおらかな方ですね。僕はストレートの重要性を教えてもらった。カーブは……教えて下さいとはお願いしたものの、僕には難しかった」と話す。

そんな佐々岡監督が評判になっているのが気配りだ。チームスタッフの間からは「とにかく、さまざまなことを気にかけている。気疲れしないのか心配だ」という声も出ている。

倉一軍バッテリーコーチは「たとえばそのひとつが……」と続ける。

「シート打撃中のことでしたね。僕らコーチ陣は目の前の練習を見るのに集中していた。実戦に近い練習だから、なおさらです。そんなとき、佐々岡監督は『ブルペンで待機している投手のキャッチボール相手がいないぞ』と指摘してくれた。普通、そういうのは僕らコーチが気付かなきゃダメ。監督に言わせてしまってはダメなんです」

シート打撃はバッティングのみならず、投手や守備もチェックできる練習。普通ならクギ付けになるところだが、佐々岡監督はグラウンドからは見えないブルペンの様子も気にかけていたということだ。

倉コーチはさらにバッテリーを組んだ現役時代についても話した。

「佐々岡監督のボールを受けたとき、僕はまだ若手。それでも最初に言ってくれたのは『おまえらがやりやすいように、(配球などは)おまえらで考えてやってくれ』だった。その上で『どんな考えかわかるから』と言われた。自分の考えを押し付けない方なんですね。そうやって僕らの考えを理解した後で、『オレはこう思うよ』とさりげなくアドバイスしてくれた」

日本では監督が目立つケースが多いが、本来はチームの裏方。現役晩年のように、縁の下の力持ちとして赤ヘル軍団を勝利に導けるか。

(※引用元 日刊ゲンダイ

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