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センバツ中止で、スカウトへの影響…仕事場消えても、腕のみせどころ

2020年4月1日

センバツ中止で、スカウトへの影響…仕事場消えても、腕のみせどころ

選手発掘の場ともなる晴れ舞台が消えた。センバツ中止。プロ野球のスカウトには、シーズン最初の「仕事場」になるはずだった。広島苑田聡彦スカウト統括部長(75)は中止が決まると、大学、社会人のオープン戦をスケジュールに入れた。観戦の可否を電話で確認し、グラウンドに足を運ぶ。

「無観客でやる試合があるんです。見せてもらえるなら行かんとね」。

スカウトになって43年、甲子園に通わない春は初めてだ。「一番楽しみにしている大会なんですよ。冬場に鍛えた選手の成長が分かる。この時期が一番成長するんじゃないかな」。秋に新チームが始動し、体力強化の冬場を越えて、新たなシーズンを迎えるとき。高校生は、この短期間で急成長するという。今、巨人で活躍する丸佳浩外野手も、そんな1人だった。

79回大会(07年)に出場した。千葉経大付の外野手兼投手は一冬越え、エースになって登場した。苑田スカウトは、そんな丸に、打者としての成長を見いだした。「ハンドワークが柔らかくて球の捉え方がいい。瞬発力、足もある。投手じゃなく、野手だと思いました」。夏は千葉大会で敗れたが、その年の高校生ドラフトで3巡目指名した。

アマ選手でも動画が流され、投球の回転数や、打球速度まで分かる時代になった。それでも苑田スカウトは「自分の目」を信じる。「データは参考になるが、あてにはできんですよ。自分で見ないと分からんことがあるんで」。

2試合連続して20奪三振の投手がいるとの情報を得て、北海道に飛んだことがある。実は低レベルの試合で達成された記録。ドラフト対象には、ほど遠い投手だった。

ナマの観戦では、性格や生活習慣まで垣間見ることがある。数日前に訪れた大学では、ドラフト候補のスパイクが気になった。人工芝なのに、泥汚れが目立った。「用具を大事にしていない。私なら、あんな選手はイヤですね」。若いころは年間の観戦試合が360を超えた。今でも200試合近く見る。

周囲は「目を保護した方がいい。サングラスを使ったら」と心配するが、本人は冗談交じりにこう言う。「サングラスをかけたら、相手に失礼だと思うんですよ。色メガネで見ちゃいかんでしょう」。春の甲子園が消えても、慌てず騒がず開催される試合を探して選手をチェックする。「ドラフトはあるんだろうから、逆に腕の見せどころかもしれんね」。

衰えを知らない年長のスカウトは、いつも通りに「マイ座布団」を持参してネット裏に陣取る。(米谷輝昭)

(※引用元 日刊スポーツ

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