テレワーク導入!?分離練習を続ける広島は首脳陣も、選手同様に2班に完全に分かれるようになった。前日11日までは選手、裏方を完全に2グループに分けていたが、この日から首脳陣も2分化。
広島県内の新型コロナウイルス感染者急増を受け、感染防止と、仮にチーム内に感染者が出たときに最小限にとどめるための策を強化した。午前中に練習するA班は、高ヘッドコーチ、横山投手コーチ、朝山打撃コーチ、広瀬外野守備走塁コーチが担当。
午後からのB班には佐々岡監督、沢崎投手コーチ、倉バッテリーコーチ、迎打撃コーチ、山田内野守備走塁コーチが担当した。
全体練習後の小園への個別練習は、外野担当の広瀬コーチが指導した。事前にスタッフミーティングで話し合った練習メニューを課した。チャージからの捕球、送球までの一連の動きを確認。テレビ電話でまだ自宅にいる山田コーチに見せる工夫もみられた。
広瀬コーチは「できる中でやらないといけない。特に若い選手は時間が限られた中でもやらないといけない」。13日には倉バッテリーコーチと連係をとりながら坂倉に強化練習を課すという。
佐々岡監督は、意見を出し合うコーチ陣に全幅の信頼を寄せる。「(首脳陣も)はっきりA班とB班に分かれようと。コーチ陣がしっかりやってくれる。僕とヘッドが分かれているし、何かあれば連絡がくると思う」。
首脳陣が工夫と情報交換をしながら、限られた環境下で効率的に調整を進めていく。(前原淳)
(※引用元 日刊スポーツ)