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鈴木誠也に「センター返し」の意図直撃/データ計測、その裏側を探る

2020年5月6日

鈴木誠也に「センター返し」の意図直撃/データ計測、その裏側を探る

広島のさまざまなデータを計測し、その裏側を探っていく日刊スポーツの不定期連載「カープ観測」。

今回は昨季セ・リーグ首位打者と最高出塁率を獲得した鈴木誠也外野手(25)が、5日にマツダスタジアムで実施したフリー打撃に注目した。データから読み取れた「センター返し」の意図を広島の主砲に直撃した。

鈴木誠が放った打球のその多くがセンター方向に飛んだ。40スイング中で、左方向が10本で25%、右方向へは7本で17・5%に対し、中堅方向への打球が23本と57・5%を占めた。柵越えは左中間への2本だった。現在の打撃練習での取り組みについて主砲は「センター方向に強い打球、強いライナーを打つイメージでやっています」と明かした。

首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得した昨季から特に「センター方向」を意識しているという。「去年くらいから、遊撃に変なゴロを打たないように、二塁に強いライナー性の打球を飛ばすとか、いい打球を打てるようにやっています」と説明した。

過去3年のデータを振り返ってみても、中堅への打球が年々増加しているのがわかる。昨季と18年を比べれば、センター方向への安打は13ポイント増(内野安打はのぞく)。本塁打に限れば、18年の中堅方向3本に対し、19年は9本と22ポイント増となった。鈴木誠は「もともと『プル』(引っ張る)なので、勝手に左方向に飛んでいた。次はいろんな方向に打てたら、もう少し幅が広がるなと思った」と振り返る。

18年の30本塁打が自己最多。「同じことをやっていてもそれくらいしか打てないと思う。ちょっと変えていかないと、そのまま終わってしまう感じはある」とさらなるレベルアップへ、試行錯誤を続けている。「もともと右に本塁打が出る打者ではない。広角というより、中堅、左中間、右中間に強い打球が打てればなという意識でやっています」と考えを明かした。

一般的にも「センター返しが打撃の基本」と言われる。鈴木誠は「センター方向が一番距離もあって、広い。そこに打つ方がヒットも増える。投手しかいないので、そこを越えていけば、ヒットになる。あんまり考えずに、投手が投げてくる方向に返すのが一番シンプルだと思う」と持論を展開した。チームと侍ジャパンの4番を務める男は「基本」に忠実にバットを振り続けている。【古財稜明】

【広島鈴木誠也フリー打撃方向(※40スイング)】

右翼 7本 17・5%

中堅 23本 57・5%

左翼 10本 25%

【広島鈴木誠也の各年度別打球方向(※外野への安打のみ)】

19年 左70(45%)中51(33%)右34(22%)

18年 左79(63%)中25(20%)右21(17%)

17年 左84(70%)中18(15%)右18(15%)

【広島鈴木誠也の各年度別本塁打方向】

19年 左16(57%)中9(32%)右3(11%)

18年 左24(80%)中3(10%)右3(10%)

17年 左24(92%)中2(8%)右0(0%)

(※引用元 日刊スポーツ

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