中学時代までの遠藤は、先生が手を焼くほどにやんちゃだった。迷惑をかけては、母親から正座での説教を受け、父親からは「野球をするなら私生活もしっかりしなさい」と怒鳴られた。
この少々乱れた反抗期がプロ入りへの転機となる。
「中学のときにいろいろあったけど、両親への感謝が消えることはなかった。だから、高校3年間でちゃんと野球に取り組もうと思い直しました」
高校での寮生活などを経て改心。
母・美江さんの誕生日には、高3とプロ1年目の2度手紙を送り、いずれも「母ちゃん、育ててくれてありがとう」と書いた。プロ初登板だった昨年6月7日のソフトバンク戦後には、「これからもよろしくお願いします」と電話をかけた。
ナインから愛される人懐っこい笑顔の裏には、学生時代の波乱万丈があった。(河合洋介)
(※引用元 スポニチアネックス)