公式戦(9月30日、カープ4-1巨人、マツダスタジアム)
9月19日のイベントの規制緩和後、初めての本拠地登板。広島・野村が2週連続で巨人・田口と投げ合った。
「やりにくさはあるが自分の持ち味を出していければいいと思う。とにかく勝つだけ。お客さんに喜んでもらえるようにしたい」
雨で試合開始が29分遅れたが、影響を感じさせなかった。一回、先頭の吉川尚をツーシームで三ゴロに打ち取ると、松原は直球で見逃し三振。坂本を四球で歩かせたが、岡本をツーシームで遊飛に仕留め、上々の立ち上がりをみせた。
1週間前の屈辱を胸にマウンドに上がった。前回9月23日の東京ドームでは7安打4失点で今季最短3回でKOされ、黒星を喫した。対する田口は8回1/3を3失点で白星を記録。同じ相手に投げ負けるわけにはいかない。
投手戦が続く三回裏の攻撃前にはサプライズがあった。2016-18年のリーグ3連覇時の監督だった緒方孝市氏(15-19年監督)が球団創立70周年を記念したOB紹介企画でバックスクリーンの大型ビジョンに生中継で登場。数分の映像の最後に、緒方氏が「きょうこそ、ジャイアンツを倒そうぜ!!」とナインに呼びかけると、球場は盛り上がった。
野村は四回に先頭の坂本、岡本の連続で中前打を浴びたが、丸、中島を右飛に打ち取った。大城に四球を与えて2死満塁を招いたが、ウレーニャを一飛に打ち取ってピンチを脱出。5回4安打無失点で勝利のバトンを救援陣に託した。(柏村翔)
(※引用元 サンケイスポーツ)