公式戦(10月3日、カープ13-2ヤクルト、神宮球場)
広島の先発・森下が7回無失点の好投で7勝目を挙げて、新人王に近づいた。
森下は初回の先頭・山崎から三振を奪うも、2番の青木に左前打を打たれると長野が打球処理をミス。その間に二塁へ進まれたが、3番・山田を三ゴロ、4番・村上を直球で空振り三振に抑えて後続を断った。
その後も150キロ前後の直球とチェンジアップ、カーブを交ぜた緩急で危なげない投球。7回に2死から連打を浴びたピンチも落ち着いていた。代打・宮本を難なく三邪飛に抑えて無失点で切り抜けた。森下は新人王を争う巨人・戸郷の8勝に迫る今季7勝目をつかんだ。
打線はヤクルトの先発・スアレスを打ち崩せず6回まで無得点だったが、7回に打線が爆発。先頭の長野がカウント0-1の2球目をバックスクリーンへ先制6号ソロ。
その後、1死一、二塁から2年目の大盛がプロ初本塁打となる1号3ランでスアレスを攻略。2死二塁から松山が2番手・中沢から7号2ラン。この回3本塁打で一挙6点。8回には打者11人攻撃で7点を奪った。途中までの投手戦が一転、先発野手全員安打の17安打13点の大勝だった。
ヤクルトは先発のスアレスが7回につかまった。6回まで無失点と抑えたが2被弾で6回途中4失点で降板。その後も救援陣が打ち込まれて13失点と崩れた。打線は9安打を放つも、9回に相手の守備の乱れもあり2点を奪うのがやっとだった。
8回には一触即発となる場面も。広島の2番手で登板した菊池保が1死一塁で打者・青木に対して左足ふくらはぎへの死球。青木は立ち上がれず、その場でうずくまり交代となった。その後、山田哲の打席の前に両軍から選手やコーチらが飛び出して口論となった。
試合は一時中断され、審判から警告試合を宣告される荒れた試合となった。
(※引用元 スポニチアネックス)