
前半戦を終えて借金7、新井貴浩監督が指揮を執って3年目で、広島はワーストの5位に低迷している。最下位のヤクルト戦で、まさかの逆転サヨナラ負け。前半戦最後の試合は、なんとも後味の悪いものとなった。
2点リードの9回に登板したハーンが二死一・三塁の場面で、レフトポールに当たる逆転3ランを浴びた。敗軍の将となった新井監督は、
「しょうがない。しっかり練習して後半につなげたい」
うつろな表情でそう語った。
いったいなぜ、こんなことになったのか。
「若手が伸び悩んで攻撃力が上がっていないのが要因です。『チームは家族だ』と気を使いすぎて、レギュラーが固定できていません。指揮官としては合格点にはるか及ばないのでは。松田元オーナーは5年スパンの長期政権を想定しており、あと2年は指揮を執る予定になっています。2028年から黒田博樹球団アドバイザーにバトンを渡す流れとなりそう」(スポーツライター)
監督人事はまだ静かな一方で、チーム内では世代交代の火種を抱えている。
「新井監督は今シーズンオフに、チーム最年長の松山竜平と田中広輔に引導を渡さなければならないでしょう」(前出・スポーツライター)
豪打で鳴らした松山は、かつての打力が低下して、今シーズンはまだ出場なし。田中も矢野雅哉と小園海斗の台頭に押され、前半戦出場は14試合だけとなっている。
2人は昨オフ、減額制限を超える契約更改で、年俸はそれぞれ3500万円と3000万円。鈴木清明球団本部長から「彼らは切羽詰まった状況」と宣告されていたが、苦しいシーズンになっている。
広島は後半戦再開となる7月26日から巨人、阪神の上位2チームと対戦する。ベテランが汚名を返上して、選手寿命の延命となるか。(高橋裕介)
(※引用元 Asagei plus)