
巨人が近本の獲得調査スタート
FRIDAYデジタルは26日、《巨人が阪神・近本光司獲得に向け「調査開始」…「総額約30億円」&家族へのサポートで熱烈勧誘か》とのタイトルで、今オフ後の近本の動向を報じた。禁断とされる同リーグ・ライバル球団の至宝と言える近本の移籍はあるのだろうか。
阪神の近本光司外野手(30)は8月19日、国内フリーエージェント権(FA)の資格取得条件に達した。これを受けて「巨人が近本の獲得調査スタート」とFRIDAYデジタルは報じた。内容はざっと以下の通り。
・阪神の球団スタッフは近本の引き留めについて「まったくもって安泰ではない」と冷や汗をかいている。ライバルの巨人が獲得に本腰を入れて獲得に乗り出す可能性が日増しに高まっているからだ。
・巨人のV逸は確定的で、不動の4番の岡本和真の大リーグ流出は既定路線。今オフの野手のテコ入れは最優先で近本に白羽の矢が立っている。
・近本が移籍を希望したとしてネックは家族だが、巨人は子供の学費を負担したり、家族の転居をサポートしたりした事例もある。予算は5年契約、総額30億円規模と見込まれている。
単年契約の思惑
スポーツ紙デスクに聞くと、
「近本がFAするか巨人を含めて他球団に移籍するか否かはわかりませんが、よほどのことがない限り阪神を去ることはないと見ています」
とのこと。
「近本は兵庫・淡路市の出身で、これまでの野球人生でも関西が基盤でした。去年立ち上げた離島支援に取り組む一般社団法人は神戸市内に本拠を置いています。あまり関係ないかもしれませんが、実兄の飲食店が今年淡路市でオープンしました。他にもいくらでもあげられますが、そういった誰でも接することができる情報だけでも関西を離れる動機には乏しいように感じています」(同)
もっとも球団は昨オフ、複数年契約を提案したが近本はこれに同意せず、推定年俸3億7000万円の単年契約でサインしたとされる。阪神に縛られず、自由な選択肢を確保しておきたいとの思惑はあるのかもしれない。
「FRIDAYの報道では獲得に向けて調査開始とありましたが、その程度がどれくらいのレベルなのかは別にして、巨人が調査をスタートさせたのが事実ならそれはもっと前からだと思いますよ」(同)
かなり前から声掛けは
どういうことなのだろうか。
「巨人のように金銭的に余裕がある球団に限らず、どんな球団でもFAのタイミングを迎える有力選手は事前に把握し、少しでも可能性があるなら前もってあいさつレベルでもアプローチを始めるのが普通です。近本にはかなり前から声掛けはしていてもおかしくないのではないかなと。何かしらひっかかりのようなものがあるならそれをきっかけに突っ込んでいくというか……。交渉に関して条件は誠意とみなされがちですが、そうはいっても限界はありますよね。現時点で巨人入りは極めて可能性は低いと見ています」(同)
つまり巨人としては通常の業務を行っているだけであって、近本だから特別なことをしているわけではない、「巨人入りへ」というのはいささかフライング気味の見立てではないか、というのがこの記者の見解である。とはいえ、誠意という意味では阪神側の条件提示もかなり注目されるわけだが……。
最大限の誠意とは
「近本残留に関して、おそらくそれが最も懸念されるポイントでしょうね。球団としては最大限の誠意を示したいのは間違いないですが、金額以外にもさまざまな条件はあり、あまりに的外れな提示をしてしまってそれが悪しき前例になってしまう可能性もある。行き違いや誤解を回避すべく下交渉はもうずいぶん前から何度も繰り返しているのは間違いないでしょう」(同)
すでにセ・リーグのペナントレースの結果は阪神優勝でほぼ決まっているため、ストーブリーグの話題が8月から浮上しているというのが実態だろうか。かつて阪神の岡田彰布前監督が巨人について「タイトルホルダーをごっそりカネで買い漁ってきたチーム戦力」と、育成そっちのけ、カネにものを合わせた補強戦略を笑って揶揄したことがある。
いずれにせよ、昨年、FA宣言をして巨人が強烈なアプローチをかけた大山悠輔ほど話題にならないというのが記者の見方のようだが、果たして――。
(※引用元 デイリー新潮)