
広島の小園海斗が、首位打者&最多安打の二冠獲得へ一気にギアを上げた。9月11日の巨人戦(東京ドーム)で「3番・遊撃」で出場し、初回二死から巨人・山﨑伊織の高め147キロの直球を叩いて右翼へ先制の3号ソロ。
さらに3回は左前、7回は遊撃内野安打で猛打賞。巨人との3連戦は13打数7安打、1本塁打、3打点と「大爆発」で駆け抜け、打率は3割0分3厘まで上昇。リーグで唯一の3割バッターとして、堂々の首位に立つ。
一方、打率2位の巨人・泉口友汰は、この3連戦で広島投手陣に封じ込まれ、持ち味を発揮できなかった。結果、打率は2割9分8厘にとどまり、小園との差が広がった。巨人ファンからは「巨人投手陣が小園をしっかりサポート」と皮肉る声も飛んだが、それほどまでに小園の内容は圧巻だった。
最多安打争いもヒートアップしている。小園146安打、阪神・近本光司146安打、中日・岡林勇希145安打で大混戦。小園はこの日の3安打で近本に肩を並べ、岡林を1本差で突き放した。
打席数や試合数の消化状況を考えても、小園は出場機会に恵まれており、残り試合で一気に加速する余地が大きい。首位打者・最多安打となれば、阪神が記録上位を席巻してきた今季の空気を変える象徴的な出来事になる。
もっとも、小園本人は「タイトルは別に獲れないと思っているので。簡単じゃないですし(今まで)取ったこともない」とあくまで謙虚だ。
それでもファンは、鈴木誠也(2021年・打率3割1分7厘)以来となる「赤ヘル首位打者」誕生を心待ちにしている。そして、広島で首位打者と最多安打を同時に制したのは、04年の嶋重宣(打率3割3分7厘/189安打)のみ。小園がそこに名を刻めば、球団史に残る快挙となる。(ケン高田)
(※引用元 Asagei plus)