
盟友からの花束贈呈に心は揺さぶられた。カープとの今季最終戦の試合後、現役引退を表明している中日・中田翔内野手がビジターのドラゴンズファンにあいさつするチームの輪に加わった。
その後両チームがベンチ前に整列すると、登場曲のビーグルクルー「My HERO」が流れる中、広島・菊池から花束が贈られた。
「キクからというのは個人的にうれしかった。同学年だし一番仲がいいと言って良いくらい。感情的になるのをすごく我慢した」。プロ入りのタイミングは違ったが、菊池とはすぐに気が合った。菊池が中田の広島の実家に遊びにくることもあった。2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではともに世界と戦った。
「キクは守備範囲が広いし、そこに目がいきがちだけど、スローイングも本当にすごい。一塁で送球を取っててあれだけ速くて痛いのはキクだけ。投げられるからこそあの守備範囲が生きる」。
互いにリスペクトしながら野球界という厳しい世界で互いに切磋琢磨(せっさたくま)してきた。だからこそサプライズが胸に響いた。
マツダスタジアムは日本ハム時代の2016年に日本一に輝いた思い出の球場だ。「あのときは新井さん、4番打っていたよね」。互いに4番を張った新井監督には試合前に引退を報告し、ねぎらいの言葉を掛けられた。
(※引用元 中日スポーツ)