マツダスタジアムで行われる広島東洋カープ対阪神タイガースの3連戦。今季ここまで広島は13勝14敗の3位、阪神は15勝11敗1分けの2位。今季の対戦成績でも阪神が3勝2敗と一歩リードしている。果たしてGW最終カードの今回はどうなるか。
■村上の無失点記録は継続するか
広島の注目は、来日1年目のデビッドソン。マイナー通算226発の触れ込み通り、開幕3戦目から8戦目までの6試合で計4本塁打の固め打ち。しかし、その後パタリと当たりがなくなり、4月27日時点で出場21試合も、リーグワーストの打率.136に4本塁打、8打点と低迷。
しかし、4月28日の巨人戦で自身14試合ぶりの5号本塁打を放つと、翌29日はマルチ安打。3日のDeNA戦では6号本塁打をマークし、直近の2カードは6試合で打率.348(23打数8安打)、2本塁打、3打点。通算ではまだ打率.191と低いが、調子は確実に取り戻し本拠地に戻ってきた。
一方の阪神は、売り出し中の村上頌樹が今カードで先発予定。大卒3年目の今季、ここまで4試合(先発3試合)に登板し、計25イニングを被安打5の無失点で防御率0.00を維持。内容的にも完成度の高いピッチングで各方面から絶賛の嵐を送られ、新たな“村神様”としてブレイク中だ。
8回2安打無失点だった前回4月29日のヤクルト戦の登板で規定投球回数に初めて到達したが、このGW中の試合消化で再び“圏外”へ。今回の登板で改めて防御率トップに躍り出ることができるか。そして、開幕連続無失点記録をどこまで伸ばすのかに注目が集まっている。
両者の対戦は過去になし。デビッドソンは阪神に対して今季5試合で打率.267、1本塁打、3打点。村上は広島戦初登板となる。首位・DeNAが貯金10に到達した中、どちらが追走するのか。Aクラス同士の対戦の中で「デビッドソン vs. 村上」に注目だ。
(※引用元 SPREAD)