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開幕早々に主軸離脱…負傷者が相次ぐ背景に「伝統のキャンプ猛練習」

2025年4月4日

開幕早々に主軸離脱…負傷者が相次ぐ背景に「伝統のキャンプ猛練習」

ベテランのケガ

4年ぶりの本拠地開催だったが、阪神を相手に今季も連敗スタートとなった今年の新井カープ。3戦目の3月30日、試合前のメンバー表交換でのことだった。阪神・藤川球児監督(44)は新井貴浩監督(48)を待って、笑顔で頭を下げた。それに対し、新井監督は頷くように小さく頭を下げ、メンバー表を受け取ると足早にベンチへ向かう。その表情は分からなかったが、本拠地での3連敗は絶対に避けたかったはずだ。

「初回の守備で阪神・近本光司(31)の放ったライナー性の打球を、レフトのファビアン(27)がダイビングキャッチし、3回も一塁のモンテロ(27)が好捕球しています。守備での気迫溢れるプレーからも『勝ちたい』という気持ちが伝わって来ました」(地元メディア関係者)

結果、2対0で完封勝ち。しかし、試合を決定付ける2点目が入ったときだった。三走の秋山翔吾(36)が犠牲フライで本塁に帰ってきたのだが、その走り方がおかしかった。あまりにも遅かったのだ。レフトを守る前川右京(21)が捕球した位置が“完全な安全圏”だったとはいえ、スタンドがちょっとざわついた。

観客の疑問は攻守交代の際に明らかになる。秋山の交代がアナウンスされたのだ。

「試合後の新井監督によると、二塁から三塁に向かう際、右足首を痛めたそうです。タッチアップの打球が飛ぶ前から秋山は痛みを抱えていたわけです。さらに7回の攻撃では4番のモンテロが3球目をファウルした際、左脇腹に痛みを覚え、負傷交代しました」(前出・同)

広島はこの一戦で、クリーンアップの4番と5番を失ってしまった。翌3月31日、病院検査から戻った秋山が「捻挫のちょっと強いやつという診断でした」と記者団に話した。4月1日からの東京ヤクルトとの遠征3連戦には帯同したが、モンテロと共に一軍登録を抹消された。ヤクルトも負傷者続出で塩見泰隆(31)、山田哲人(32)、村上宗隆(25)を欠く厳しい幕開けとなったが、苦戦は必至だ。

しかし、こんな指摘も聞かれた。

「広島の負傷者続出は防ぐこともできたのではないか」

カープの伝統

新井監督は今春キャンプで、野手陣に徹底的な振り込みをさせた。

「野手陣は打撃練習に特化したキャンプを行ったと言っていいでしょう。全体練習終了後の約1時間、素振りやティー打撃をするんです。若手が主体でしたが、どの選手も休みナシで、一心不乱にバットを振っていました。終了の合図と同時に、座り込む選手が続出したほどです」(スポーツ紙記者)

そんな“昭和式の練習”について、新井監督は「汗をかかないと(技術は)覚えられない」と記者団に説明していた。

昨シーズン、9月の歴史的失速がなければ、優勝も夢ではなかった。最大の敗因は得点力不足で、シーズンを通してもチーム打率2割3分8厘、総本塁打数52はともにリーグワースト。打撃練習の倍増は予告されていたが、ここにさらに加わったのが「坂道ダッシュ」である。

キャンプ中のメイングラウンドとなる宮崎県日南市・天福球場の左翼席後方には約100メートルの緩やかな坂道がある。選手たちはそこを走り上がった後、センター後方にある急な坂道も、8本駆け上がっていた。「坂道ダッシュ」は昭和時代から続く広島の伝統的練習だが、新井監督はその様子を見て、

「みんなよく走った。もうちょっときつくしないとな」

と笑っていた。「きつくする」は冗談だが、現役ドラフトで日本ハムから移籍してきた鈴木健矢(27)は「こんなに走ったことはなかった」と“悲鳴”を挙げていた。記者団にそのコメントを出すまで息が上がって、暫く喋れなかったほどだ。

「キャンプが終わり、マツダスタジアムで最初の練習が行われた3月3日も全体練習後のロングティー、連続ティー打撃の練習が行われました。同日は雨が振ったり止んだりで予定していた練習もできなかったんですが、室内練習場に移ってからも、若手10選手がバットを振っていました」(前出・同)

チーム関係者によれば、バットを徹底的に振り込むのは2月上旬までの予定だったという。しかし、思うような成果が上げられなかったからか、3月に入っても練習量が減ることはなかった。「若手は一年中キャンプだから」と、新井監督は話していた。

「ドラフト1位ルーキーの佐々木泰(22)がその2日後のオープン戦途中、左足を負傷しました。四球での出塁後、次打者の小園海斗(24)がライト前ヒットを放ち、佐々木は三塁まで激走。ベース到達と同時に左足太股の裏に手をやり、顔をしかめていました。三塁コーチャーが近寄り、ベンチに向かって両腕でバッテンを作り、代走が送られました」(前出・同)

佐々木はリハビリ組に行き、開幕一軍メンバーにも入ることができなかった。同日のオープン戦が行われた横浜スタジアムは雨天と寒波に見舞われていたのだが、

「対戦したDeNAの三浦大輔監督(51)はオースティン(33)を1打席で交代させるなど、怪我をさせないよう配慮していました」(前出・同)

新井監督の“鍛える”方針が裏目に出てしまったのでは――キャンプ初日から続く猛練習による疲労蓄積を、選手たちに重ねて見た関係者やファンも少なくなかったはずだ。

また、チームにとって最大の戦力ダウンとなったのが、正捕手・坂倉将吾(26)の離脱だ。3月2日の楽天戦前、新井監督は「早くても(復帰まで)2カ月くらい掛かるかなという感じ」とこぼしていた。広島に限らず、近年では主力選手の故障について詳細を明かすことはほとんどなくなった。逆に「2カ月くらい」と明かしたことで、「本当はもっとかかるのではないか」と勘繰る声もライバル球団から聞かれたが、今の広島は「補強」に向けて動くこともできない。

広島は、支配下登録選手数が上限の70人まで「あと2人」と迫る68人でキャンプインした。海外フリーエージェント権で米球界挑戦を目指した九里亜蓮(33)が思うような交渉が進まず、オリックス移籍を決めたとき、人的補償も行使できたのだが、それを見送った。人的補償で選手を得れば、支配下枠の空きが「1」になってしまう。そうなれば、育成選手のモチベーションにも影響するからで、「空き」は戦力的に本当に困ったときのために残しておきたいと判断したようだ。

“扇の要”は大丈夫か?

「坂倉の離脱で高卒3年目の捕手、清水叶人(20)にチャンスが回ってきました。今年は一軍でのキャンプスタートでしたが、3月10日の西武とのオープン戦で清水、4年目の高木翔斗(21)の両捕手を使ったものの、計10失点の大敗でした」(前出・同)

その試合後、新井監督は失敗も勉強のうちと言わんばかりに、

「いや、この次は。オープン戦だから、気にしてないし。点を取られずに(シーズンに)入るより、少々打たれて取られて入ったほうが逆に本番、気合も入るんじゃないかなと。問題ないです」

と、笑顔で返していた。質問の主語は「投手陣の」だったが、次の試合以降、ベテランの會澤翼(36)がマスクを被り、清水は開幕一軍メンバーにも残れなかった。

選手について語るとき、失敗しても前向きに語るのが新井監督だ。坂倉の負傷後、大瀬良大地(33)など多くの投手陣が若い清水をカバーしようとし、配球面について助言を送るなどしていた。こうした団結力が広島の強さであり、野手陣では高卒4年目の二俣翔一(22)が開幕スタメンの座を掴むなど若い選手も頭角を現してきた。しかし、その二俣も4月2日の延長10回、バントを試みたが、打球が顔面を直撃。負傷退場となった。

「2年目の常廣羽也斗(23)ドラフト2位・佐藤柳之介(22)、3位・岡本駿(22)といった新しい投手も出てきました。今年の広島は投手力がストロングポイントになるかもしれません」

そう警戒する声もセ・リーグ対戦チームから出ていたが、その投手陣を活かすのは捕手であり、勝ちをつけるのが打撃陣だ。負傷者の続出は猛練習のツケか。ベストメンバーを組めない広島が大きく出遅れることにならなければいいのだが、続くヤクルト戦にも連敗し、1勝4敗(3日現在)と、苦しいスタートである。

(※引用元 デイリー新潮

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