
広島・小園海斗の発言が波紋を呼んでいる。1月27日に契約更改後の記者会見に登壇。報道によれば、昨季の推定9000万円から推定1億5000万円の昇給を勝ち取ったらしいが、スポーツ紙デスクが解説する。
「小園は、近い将来のMLB移籍の意向を球団に伝えたことを話したんです。一方で、会見後に取材対応を受けた鈴木清明球団本部長は、MLB移籍の判断基準について、『マイナーだと意味がない』とあまり歓迎ムードではありませんでした。ポスティングを認めるにしても、それなりの譲渡金が見込めないと移籍を許可しない構えなのでしょう」
昨季、打率3割9厘で首位打者を初戴冠した小園。1月26日には、WBC日本代表にも選出された。キャリアの全盛期を迎えようとしているだけに、「個人事業主」のプロ野球選手として、自身に高値を付けてくれる可能性の高いMLBに気持ちが傾いてしまうのも仕方あるまい。
「小園はルーキー時代から“シブ賃査定”との戦いでした。高卒1年目から1軍に58試合出場し、打率2割1分3厘、4本塁打、16打点を記録したのに、オフの契約更改で提示された年俸は、推定800万円からわずか200万円アップの推定1000万円でした。ドラフト1位同期の中日・根尾昂は、同じく高卒1年目に1軍出場わずか2試合でオフに減俸されていますが、それでも推定1500万円から推定1300万円。2年目時点で、それなりに働いていた小園よりもほとんど働いていない根尾のほうが高給取りだったのです」(前出・スポーツ紙デスク)
2年目は1軍出場わずか3試合で推定800万円に逆戻り。3年目に4月下旬からショートのレギュラーを獲得するもオフの提示は推定2100万円と昇給幅が抑えられていた。
「4年目に推定4000万円、5年目に推定5400万円、6年目に推定9000万円と順調に昇給するもレギュラーの割にはいささか安い年俸でした。ちなみに、新井貴浩監督も現役時代にFA権を行使した国内移籍で、昇給を勝ち取った1人。遅かれ早かれカープからの流出は避けられないでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)
時に、MLB球団に向けた見本市ともヤユされるWBC。そこで小園が大活躍しようものなら、球界内外に「MLB移籍容認すべし」という世論が醸成されるのは必至。広島のフロントは複雑な心境で春先の夢舞台を見守ることになるかもしれない。(五代晋作)
(※引用元 Asagei plus)