広島の森下暢仁投手(26)が15日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉し、2000万円増の1億3000万円(金額は推定)でサイン。将来的な米メジャー挑戦の希望を球団側に伝えていることを明かした。
今季は9勝6敗、131イニング2/3を投げて、防御率3・01という成績をマーク。球団の評価を「大谷選手より多くいただいきました。1016億です」と言って笑わせた後、「手術明けでしっかりと戻って来て投げてくれた」とねぎらわれたことを明かした。右肘手術の影響で出遅れたものの、5月からは先発ローテーションの一角を守った。
プロ入りの前から持っている米メジャー志向については「そういう気持ちはあるというのは前々から(球団に)伝えている」と語った。鈴木清明球団本部長も「それは前から聞いている」と明かした上で、「実際に過去の(大リーグ)挑戦した選手に並ぶくらいの成績を挙げてもらい、みんなが後押しするような存在になってからの話」として、来年などは現実的でないことを示唆した。
森下は明大からドラフト1位で2020年に入団。海外FA権を得るのは早くても31歳になる2028年で、それ以前に海外移籍するならポスティングシステムを利用する必要がある。
来年1月にはOBで米タイガースの前田健太投手(35)と自主トレを行うという。以前に一緒に練習したことはあるが、今回は本格的な弟子入りとなり、「米国でも野球をやっていますし、野球の経験値も非常に高いですし、技術だったり、学べるところがあると思うので」。リーグを代表するエースとして、海を渡った先輩の背中を追う。
(※引用元 中日スポーツ)