
強い決意が、表情と言葉ににじみ出ていた。「今年は本当に結果にこだわる。結果がすべての世界。結果が出なかったら終わっていくと思う」
森下暢仁は、1月19日にマツダ室内で自主トレを公開した際に「結果」という言葉を繰り返した。
昨季は6年目で初めて開幕投手を任されながら、両リーグワーストの14敗(6勝)と苦しんだ。いきなりつまずいた。阪神との本拠地での開幕戦は、初回に佐藤輝明に痛恨の2ランを被弾。7回2失点で敗戦投手となった。
「(開幕投手を)やらせてもらったのは本当に大きなことだった。そこで勝つか勝たないかでチームの勢いも決まってくる場所だと思った」と痛感する登板となった。
昨季、クオリティースタート(6回以上、自責3以下)は86.4%と高い数字を残しながら、22試合の先発で14度も先制を許した。相手エースと投げ合うのは開幕投手の宿命だが、ことごとく屈した。
6月から8月にかけて8戦8敗という屈辱も味わった末、右肩の炎症を発症。8月23日がシーズン最後の登板となった。シーズンを完走することもできなかった。
オフには投球フォームを見直し、肩肘に負担が掛からないように修正を加えた。1月17日にはブルペンで傾斜を使った投球練習を始め、順調にステップを踏んで調整を進める。
2月10日に予定する紅白戦に向けても「(首脳陣から全員に)『そこで投げられるように』という話があった。そこに合わせて準備している」と、自身も例外ではない。
「誰もがやりたい場所」という2年連続の開幕投手を任されるだけの信頼を勝ち取り、チームの逆襲へと導いていく。
(※引用元 週刊ベースボール)