メジャー2年目を見据えるサムライに大きな期待が寄せられている。MLB公式サイトは12月26日、2023年にブレイクが予想されるプレーヤーの特集記事を配信。それぞれの球団から一人ずつ選ばれており、カブスからは鈴木誠也の名前が挙げられている。
鈴木は今季、開幕から4試合で3本塁打を記録するなど華やかなデビューを果たすも、次第に対戦相手からの徹底マークに苦戦を強いられるようになり、夏場には左手薬指の怪我を負い、負傷者リスト入りとなるなど、様々な経験を積む一年となった。
だが、怪我から復帰後は、打線の中軸としての役割を果たしながらレギュラーに定着し続け、見事にルーキーシーズンを乗り切った。守備、走塁でもスキルを発揮し、数字以上の存在感を放ち続けたことで、カブスでの2年目へ向け、現地記者の期待も高いようだ。
同サイトのジョーダン・バスティアン記者は「2022年のルーキーイヤーの4月、スズキは前評判の通り、・934のOPSを記録した」と序盤の活躍を振り返っており、その後は相手投手の対応にも苦しんだと指摘しながら「新しい環境に慣れ、怪我の挫折に遭遇し、つまずきも経験した」と1年目の内容を評した。
その上で「しかし、スズキが2023年に向けて何をすべきかを理解していることは良いニュースだ」として、シーズン中盤以降のコンディションも踏まえながら「彼の好調な仕上がりは、これから起こることの前兆であるかもしれない」と来季への期待を綴っている。
他にも「8月下旬からは打撃は再び向上し、スズキの155wRC+(打者が得点に関わった貢献度を表す指標)はナ・リーグで8位だった」とも付け加えている。
すでに、多くのファン、関係者に走攻守を備えたユーティリティプレーヤーとして知れわたっている中、やはり期待されたバッティングへの評価が高いことがうかがえる今回のトピック。首脳陣やチームメートからの信頼も厚い背番号27は、カブスの中心的プレーヤーとして2023年シーズン、身体に刻み込んだ経験を活かしながら、さらなる飛躍を目指す。
(※引用元 CoCoKARA)