カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

九里亜蓮、変化を恐れず上がるあこがれのマウンド/いざ、開幕投手へ

2024年3月13日

九里亜蓮、変化を恐れず上がるあこがれのマウンド/いざ、開幕投手へ

右腕の胸中に、まだ実感は湧き上がってこない。「本当に投げるのかな」。沖縄キャンプが始まって間もない2月16日、九里亜蓮は新井貴浩監督から「開幕投手は亜蓮でいく。任せたぞ」と3月29日のDeNA戦(横浜)の先発を告げられた。プロ11年目、32歳6カ月で初の開幕投手は、球団では1992年の川口和久の32歳8カ月に次ぐ年長となる。

ずっとあこがれていた栄誉あるマウンドだ。「先発をやらせていただいている以上、そこを目指してやらないといけない」。初めて規定投球回に到達した2020年オフから毎年この言葉を繰り返し、このオフは何度、口にしたか分からない。「いい準備をして、持っているものを100パーセント出し切れるように。開幕まで1日もムダにすることなく、できることをやっていきたい」と背筋を伸ばした。

昨年までは5年連続で大瀬良大地が大役を担った。その同期右腕は昨秋に右肘手術。候補には昨季チーム最多11勝の床田寛樹と9勝の森下暢仁もいた。九里は8勝ながら、リーグ最多の174回1/3でチームで唯一、一度も先発ローテを離れなかった。指揮官はその信頼とともに、「開幕にいきたい! という強い気持ちを感じた」と就任2年目の初戦を託した。

オフから、昨年のオールスターでT.バウアー(当時DeNA)に教えを請うて研究してきた新球「スプリットチェンジ」の習得にも取り組んできた。「変わらずに後悔するより、変わって結果を残せないほうが後悔しない」。変化を恐れず、念願だった初の開幕マウンドから最高のシーズンをスタートさせる。(写真=BBM)

(※引用元 週刊ベースボール

関連記事

誰もが認める西川龍馬の天才的打撃力、カープの外野手争いが面白い!

誰もが認める西川龍馬の天才的打撃力、カープの外野手争いが面白い!

広島の“新しい外野手”がチーム内競争を刺激している。巨人から丸佳浩の人的補償により新加入した長野久義だけではない。昨年まで三塁を主戦場とし、今季も内野手登録の西川龍馬もまた、広島に加わった“新しい外野 …

緒方監督の『鉄拳制裁』をデーブ大久保、野村克也らはどう見るか?

緒方監督の『鉄拳制裁』をデーブ大久保、野村克也らはどう見るか?

広島カープに降ってわいた暴力騒動。野間峻祥の怠惰走塁を叱責する過程で、緒方孝市監督(50)の“掌底連打”が炸裂したとされる。この件を先達や批評家はどう見るか。 監督としてカープを史上初のリーグVと日本 …

監督「5年交代」の法則、ポスト緒方は人材豊富、野村復帰待望論も…

監督「5年交代」の法則、ポスト緒方は人材豊富、野村復帰待望論も…

リーグ4連覇を目指す広島が厳しい状況に立たされている。広島は2019年8月22日、マツダスタジアムでヤクルトと対戦し、7回降雨コールド4-8で敗れた。高卒2年目の山口翔投手(20)が先発し、2回3安打 …