3月25日のプロ野球開幕から1か月が経過した。絶好調の選手、不振に苦しむ選手など早くも明暗が分かれているが、ここで12球団の開幕からの「MVP」、「逆MVP」を挙げてみよう。今回は広島だ。※成績は4月24日時点
●MVP
西川龍馬(外野手)
最下位予想が大半を占めるなか、開幕6連勝と開幕ダッシュに成功し、現在も首位巨人に次ぐ2位につける広島。様々な選手の活躍が光るなかでも、攻守に渡り最も多大な貢献を見せているのが西川ではないだろうか。
開幕から自身の得意とする1番打者に座ると、開幕3、4戦目と連続で9回に逆転打を放つなど、勝負強さを遺憾なく発揮。8番に座り高出塁率を残した上本崇司とのホットラインが機能し、一時は打点リーグトップに躍り出る活躍でチームを勢い付けた。OPSもチームトップの.824を記録しており、ここまではチームの主軸打者として申し分のない働きを見せている。
加えて、守備面での貢献も見逃せない。今季は自身初の右翼でスタメン出場を果たすなど、チーム事情に合わせ外野3ポジションすべてをこなす献身的な働き。試合途中でポジションを変えることも多々あるが、それでも無難にこなす対応力は流石と言えよう。同級生の鈴木誠也がチームを去り、チームリーダーの自覚も漂う今季は成績面も大いに期待出来そうだ。
●逆MVP
小園海斗(内野手)
開幕から波に乗るチームの中で、最も乗り遅れているのが小園海斗だろう。佐々岡監督から期待を込めて3番打者の座を任されるも、打率.317を記録したオープン戦からは一転して、ここまで打率.182と苦しんでいる。
前後の打者が好調な分、打線の切れ目となってしまう場面も多く、今年の目標に掲げていたフルイニング出場も代打を送られることで早々に途切れてしまった。特に昨年と比べるとポップフライを上げてしまうケースが多く見られ、三振率も上昇するなどしっかりボールにコンタクト出来ていない印象だ。
元々は5番以降を任される構想だったとはいえ、まだ3番打者の座は荷が重かったようだ。しかし4月22日の8番降格後は、肩の荷が下りたのか攻守ともに小園らしいプレイが戻ってきており、22日には自身初のサヨナラ打を記録するなど上り調子。まだまだ先の長いシーズン、ここからの巻き返しに期待したいところだ。(Yuma)
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打った瞬間に確信
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華麗なるバット投げ#西川龍馬 が先制2ランホームラン⚾#プロ野球(2022/4/20)
巨人×広島
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(※引用元 THE DIGEST)