カープに鯉

広島カープへの想いを届ける記事を掲載♪「カープ関連」のLINEスタンプも紹介してますヾ(*≧∀≦)ノ゙

菊池涼介、スペシャリストの飽くなき『探求心』/守備職人のプライド

2023年5月7日

菊池涼介、スペシャリストの飽くなき『探求心』/守備職人のプライド

その守備は、ため息をもらす敵軍ファンを含めて球場全体を魅了する。4月16日の本拠地・マツダ広島でのヤクルト戦、6回一死一、二塁。菊池涼介は濱田太貴の二塁後方の打球を、右翼方向にスライディングしながら鮮やかにキャッチ。

直後に田中広輔の満塁本塁打で同点に。5点差からの逆転勝利の一翼を担った。新井監督も「打点1(に値する)でしょ」と、うなった。

好プレーの例を挙げたら、キリがない。2020年に二塁手として史上初のシーズン無失策を達成し、連続守備機会無失策記録(569)のプロ野球記録を持つが、天然芝の本拠地でプレーするからこそ、その価値は数字では計り切れない。

今季はセ・リーグで山本浩二氏を超える連続年数、宮本慎也氏ら4人の受賞回数を上回る11年連続11度目のゴールデン・グラブ賞の受賞が期待される。プロ12年目、33歳にしても衰えることのない探究心。

「納得している人は、現役の人ではいないと思う。『まだまだやれる』『できる』『やらなきゃいけない』は毎年思ってやっている」。その思いが、唯一無二のスペシャリストの地位を不動のものにしている。

もちろん守備だけではない。現役をともにした指揮官の下、今季はリードオフマンとして打線も引っ張る立場だ。4月4日の阪神戦(マツダ広島)では激走で2つの内野安打をもぎ取るなど、ヘッドスライディング4連発。

ベテランの気迫が、雨天中止を挟んで6日からの5連勝の呼び水となった。「背中で引っ張っていきながら、秋山(秋山翔吾)さんや會澤(會澤翼)さんの力を借りてみんなで戦っていきたい」と、鯉の忍者は頼もしい。(写真=BBM)

(※引用元 週刊ベースボール

関連記事

鈴木誠也が考える『向上の要素』、自主トレで取り組む『10』の項目

鈴木誠也が考える『向上の要素』、自主トレで取り組む『10』の項目

広島東洋カープの鈴木誠也選手。今シーズンは所属球団での活躍やタイトル獲得はもちろん、東京五輪を戦う野球日本代表で主軸打者の期待もかかる。 勝負の年となる2020年に向け、オフから10項目の向上要素を挙 …

堂林の満塁弾に『坂倉の大ジャンプ』で祝福「跳びはね方が半端ない」

堂林の満塁弾に『坂倉の大ジャンプ』で祝福「跳びはね方が半端ない」

広島の坂倉将吾選手の喜び方に、ファンがSNSで盛り上がりを見せています。 5番サードでスタメン出場した坂倉選手は4回。1アウト3塁からセンターフェンス直撃のタイムリーツーベースを打つと、その後1アウト …

中村恭平、入団前からの目標160キロに接近!/わがチームの速球王

中村恭平、入団前からの目標160キロに接近!/わがチームの速球王

入団前から掲げていた「160キロ」が目前に迫っている。中村恭平はプロ9年目の昨季、自己最多を大幅に上回る43試合に登板し、0勝1敗12ホールド、防御率2.64を記録。後半はセットアッパーを任されるなど …