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緒方監督の鉄拳制裁騒動で思い出す…あの古葉氏は体罰監督だった!?

2019年7月27日

緒方監督の鉄拳制裁騒動で思い出す…あの古葉氏は体罰監督だった!?

日本野球機構(NPB)は25日、怠慢プレーの野間に激怒し、平手打ちした緒方孝市監督(50)を「厳重注意処分」にした広島球団の対応を了承。新たな制裁を科さないと明かした。

「広島から報告を受けています。NPBとしての新たな処分はありません。あってはならないことなので繰り返さないように伝えた」(井原事務局長)

一件落着という形だが、まさに時代の流れを感じさせられる。

弱小・広島を1975年に球団創設初優勝に導いたのをはじめ、常勝赤ヘル軍団に育て上げた元監督・古葉竹識氏(83)は、見かけは紳士だが、グラウンドでは熱血漢で妥協を許さないスパルタ主義だった。元祖・体罰監督といえる。

ベンチでの定位置は、バットケースの陰。身を隠すようにしていたが、それにはワケがあった。

怠慢プレーをして戻ってきた選手を、テレビカメラに映らないように笑顔で蹴飛ばすのだ。鉄拳制裁では見え見えになってしまうが、下半身はバットケースに隠れているので、笑顔を見せながら、懲罰の蹴りを入れているのはわからない。赤ヘルナインにとっては恐怖の古葉キックだった。

日本ハムから広島に移籍した大下剛史氏は現役引退後、コーチになってから古葉スパルタ教育の継承者になり、「12球団一の鬼軍曹」として鳴らした。赤ヘルナインだけでなく、他球団の選手にも恐れられていた伝説の鬼コーチだ。

巨人長嶋第二次政権の時、筆者は「今の巨人の選手には厳しさ、気迫が足りないから、伝説の鬼軍曹・大下コーチを招へい。スパルタ教育をしてもらい、鍛え直してもらったら良いのでは」と、長嶋監督に真面目に提案したことがある。

ところが「大下は厳しく徹底指導する、素晴らしいコーチだが、ウチの選手には無理。大下と聞いただけで、ちびってオシッコを漏らしちゃうよ」と冗談めかしながら語った。

その長嶋氏も青年監督だった第一次政権の時には超スパルタ主義。「勝負して打たれるのは仕方ない。だが、逃げまくって四球を乱発するのは絶対に許せない」と、若手投手に鉄拳制裁していたのだ。

今や「鉄拳制裁=パワハラ」の時代。今回の広島・緒方監督の騒動は象徴的で、プロ野球界も大きく変貌を遂げている。(江尻良文)

(※引用元 夕刊フジ

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