今月16日に65歳で亡くなった元広島・北別府学さんの告別式が、19日に行われました。
成人T細胞白血病であることを2020年に公表し、闘病生活を送っていた北別府さん。1975年、都城農業高校からドラフト1位で広島に入団。“精密機械”と例えられた制球力と、相手との駆け引きに長けた投球術で、投手王国と呼ばれた広島投手陣の主力に若くして台頭しました。1992年には球団初の200勝に到達し、現役通算213勝。沢村賞、最多勝など多くのタイトルを獲得しました。
元チームメイトの大野豊さんは「65歳。早すぎるよ、悲しいし、残念でならないよ」と言葉を詰まらせながら弔辞を読みました。
選手、そして監督として共に戦った山本浩二さんは「いい意味で我が強くて、気が強いというか野球、ピッチングに対しての情熱というのが背中から通してセンターからでもよくわかりましたね。よく頑張った。もう楽になっただろうから、あっちに行って楽になってピッチングしてください」と言葉を送りました。
また18日に営まれた通夜には、球団関係者をはじめ、チームから新井貴浩監督や球団アドバイザーを務める黒田博樹さんらが参列。新井監督は「ずっと私たちを見守ってくれていると思いながら試合を日々、戦っていきたいと思います」とチームのレジェンドとの早すぎる別れに決意を改めました。
黒田さんも「北別府さんの遺志をこれからまた次の世代、次の世代へと継承していかないといけないと強く思いました」と語りました。
(※引用元 日テレNEWS)